格安SIMの11のデメリット!乗り換え時に後悔しないための注意点を解説

格安SIMに魅力を感じて乗り換えを検討しているものの、「格安SIMにデメリットはないだろうか?」と心配する方も多いでしょう。
今回は、格安SIMに乗り換えるデメリットを紹介します。また、格安SIMのメリットや選び方、災害時の対応も解説するため、後悔なく契約するためにもぜひ参考にしてください。
格安SIMに乗り換える11のデメリット

格安SIMとは、大手携帯電話会社よりも利用料金が抑えられている通信サービスを指すことが一般的です。上手に活用すれば毎月の通信料金を抑えられる可能性はありますが、デメリットもあるため、乗り換える前にしっかりと確認することが必要です。
なお、格安SIMと似た言葉として、格安スマホが挙げられます。
格安SIMと格安スマホは、安価な携帯電話サービスという意味で使われることがあります。ただし、格安スマホは安価なスマホの本体を指すこともあります。
回線混雑時に通信速度が不安定になりやすい
格安SIMを提供している会社を仮想移動体通信事業者(MVNO)と呼びます。
仮想移動体通信事業者は、移動体通信事業者(MNO)が保有する基地局の帯域を借りて、インターネットや通話サービスを提供しています。
MVNOはMNOと比べて契約している帯域幅が狭いため、昼時や通勤時などの回線が混雑しやすい時間帯には、通信が不安定になったり通信速度が低下したりする可能性がある点に注意が必要です。
※仮想移動体通信事業者(MVNO)についてはこちらをご確認ください。
データ大容量プランや無制限プランを選択できないことがある
格安SIMでは、小容量のプランで料金を安く設定していることが多い点にも注意が必要です。
あまりインターネットを利用しない方なら問題はありませんが、インターネットを頻繁に利用する方はかえって料金が高くなってしまうことがあります。
また、データ利用量の大容量プランや無制限プランを設定していない格安SIMもあります。大容量のデータ通信を行う場合、格安SIMは向いていないでしょう。
通話料金が高くなりやすい
格安SIMでは、データ通信は料金を低めに設定していることが多いものの、通話料金はあまり安く設定されていない傾向にあります。
スマホを主に通話目的で利用している方や頻繁に通話する方は、通話料金がどの程度か、また、通話料金定額プランがあるか確認しておきましょう。
たとえば、格安SIMによっては、有料の通話オプションとして一定時間までの通話なら何度かけても定額といったサービスを提供していることがあります。1回あたりの通話時間が短く通話回数が多い方なら、毎月の通話料金を安く抑えられるかもしれません。
キャリアメールの利用に料金がかかる
回線を乗り換えると、原則として以前のキャリアメールは使えなくなってしまいます。
格安SIMではキャリアメールが提供されていないため、乗り換え後も同じキャリアメールを利用したい場合は、現在契約中の携帯電話会社が提供する有料のメール持ち運びサービスを利用することも検討してみましょう。
たとえば、楽天モバイルでは、月額330円(税込)でキャリアメールを他社で利用できる「楽メール持ち運び」を提供しています。現在利用中の携帯電話会社のキャリアメールを乗り換え後も引き続き利用したい方は、メール持ち運びサービスがないか事前にチェックしてください。
店舗数が少なく、店頭サポートを受けられないことがある
格安SIMの場合、原則オンラインでのみサポート対応を受けられます。
店頭サポートを実施している格安SIMもありますが、店舗数が多くはないため、地域によっては対面での対応が難しいケースがあります。
不明点を店頭で直接質問したい方やオンラインでのやり取りに不安がある方にとって、この点はデメリットとなるでしょう。
初期設定(APN設定)を自分で行う必要がある
オンライン対応のみの格安SIMに乗り換える場合は、初期設定をご自身で行う必要があります。
初期設定は、どの格安SIMでもわかりやすいガイドブックや動画での説明がありますが、ご自身で実施するのは難しいと感じる方や手続きに苦手意識がある方には、格安SIMは向かないかもしれません。
選択できるスマホの種類が大手携帯電話会社と比べて少ない傾向がある
大手携帯電話会社と比べると選択できるスマホの種類が少ないのも、格安SIMに乗り換えるデメリットです。
利用したいスマホを扱っているのか確認してから、乗り換えるようにしてください。
支払い方法が限定されていることがある
大手携帯電話会社と比べると、格安SIMでは料金支払い方法の種類が少ない傾向にあります。
格安SIMによっては、クレジットカード払いしか選択できないケースもあるため、クレジットカードを持っていない方は利用できません。乗り換えを検討している方は、料金の支払い方法についても確認してください。
LINEのID検索に対応していない場合がある
LINEのID検索をするときには、年齢確認が求められます。
しかし、多くの格安SIMではLINEのシステムとスマホの個人情報が連携されていないため、年齢確認ができず、LINEのID検索を実施できない可能性があります。
ただし、ID検索ができなくても、QRコードからLINEの友だち追加は可能です。友だちからQRコードを送ってもらうか、読み込ませてもらう必要はありますが、LINEの友だち追加ができないというわけではありません。
大手携帯電話会社が提供する災害時用伝言板を利用できない
災害時に家族や知人とメッセージをやり取りする方法として、大手携帯電話会社が提供する災害時用伝言板を利用することがあります。
しかし、格安SIMでは、大手携帯電話会社の災害時用伝言板を利用できない可能性があるため注意が必要です。
なお、災害用伝言板(web171)は利用できるケースもあるようです。災害が起こる前に、災害時用伝言板を利用できるか、利用できる場合はどのように利用するのかを確認しておきましょう。
家族割引やセット割を使えないことがある
大手携帯電話会社では、家族で利用すると各自の通信料金が割り引かれる家族割引や、特定のインターネット回線を利用しているときに割引が適用されるセット割などを提供していることがあります。
しかし、格安SIMでは家族割引やセット割を提供しているとは限りません。
乗り換えてから後悔しないためにも、ほかの家族の利用料金やインターネット回線の利用料金を合算して、トータルで節約できているのか確認するようにしてください。
格安SIMのメリット

格安SIMにはデメリットもありますが、メリットもあります。主なメリットについて見ていきましょう。
携帯電話料金を節約できる場合がある
大手携帯電話会社と比べると格安SIMでは通信料金が低く設定されている傾向にあります。データ利用量が少ない方なら、格安SIMに乗り換えることで通信料金を節約できるかもしれません。
ただし、データ利用量が多い方は、かえって通信料金が高くなるリスクもあります。
また、家族割引やセット割などの割引を実施していないこともあるため、家族全体の利用料金が増えるリスクもあります。乗り換える前に、利用料金の合計額も比較してみましょう。
条件があえばおトクに利用できる
格安SIMでは大容量プランや無制限プランは提供されていないことがありますが、データ利用量が細かく設定されていたり、必要な機能だけをオプションで付加できたりするため、条件があえばおトクに使える可能性があります。
まずはどの程度のデータ容量が必要か、また、どのような機能が必要なのかリストアップしてから、格安SIMに乗り換えた場合の料金をシミュレーションしてみましょう。現在利用中の携帯電話会社の料金プランがあっていない場合は、乗り換えによりおトクになることがあります。
格安SIMの選び方
格安SIMを提供している通信事業者は数多くあります。ご自身にあう格安SIMを選ぶためにも、次のポイントに注目してみてください。
格安SIMの選び方
・月額料金(データ通信料金・通話料金)
・サポートの利用方法
・オプションサービス
各ポイントを解説します。
月額料金(データ通信料金・通話料金)
格安SIMでは、月額料金の最低額が低く設定されていることが一般的です。
しかし、月額料金が安いプランは、利用できるデータ容量が極めて少ない傾向にあります。普段のデータ利用量が少ない方なら安く利用できますが、ある程度のデータ容量を必要とする方ならかえって通信料金が高くなってしまうかもしれません。
まずはご自身のデータ利用量がどの程度かを明らかにし、月額料金を確認してください。毎月のデータ利用量は、現在利用中の携帯電話会社の会員ページで調べられます。
また、通話機能をよく使う場合は、格安SIMの料金プラン内に通話料金も含まれているか、かけ放題オプションが用意されているかチェックしてください。
別途通話料金が必要な場合は、トータルの月額料金が現在利用中の料金プランよりも高額になるリスクがあります。
サポートの利用方法
サポートの利用方法も大切なポイントです。対面でのサポートサービスを利用したい方は、アクセスしやすい場所に店舗があるのかチェックしましょう。
また、オンラインでサポートを受ける場合も、チャットや電話での対応可能な時間帯を確認しておくことをおすすめします。
オプションサービス
使いたいオプションサービスがあるか、確認しておきましょう。
現在利用中のオプションサービスを会員ページで確認し、乗り換えを予定している格安SIMで対応しているか調べてください。
格安SIMのよくある質問
格安SIMについて、よくある質問とその答えを紹介します。ぜひ参考にして、疑問解消に役立ててください。
格安SIMに乗り換えても電話番号はそのまま利用できる?
格安SIMに乗り換えた後も、電話番号はそのまま利用できます。
友人や知人に「電話番号が変わりました」といった連絡をしたり、各種サービスに登録した電話番号を更新したりする必要はないため、乗り換えのハードルは低いといえるでしょう。
格安SIMに乗り換えても利用中のスマホをそのまま使える?
スマホによっては、格安SIMに乗り換えた後は利用できないリスクがあります。
格安SIMのWebサイトでは、利用可能なスマホを「動作確認したスマホ」として公開しています。
乗り換え後も現在利用中のスマホを引き続き利用する予定の方は、動作確認されているかチェックしておきましょう。
格安SIMで5Gは利用できる?
格安SIMで5Gを利用できるかどうかは、スマホやプランによって異なります。
まずは乗り換え後に利用する予定のスマホが、5Gに対応しているか確認してください。
スマホが5Gに対応していても、格安SIMによっては5Gを利用するためのプランに別途加入しなければならないことがあります。プランに加入する場合は、月額料金が高くなってしまう可能性もあるため、割高になることがないのか乗り換え前に調べておきましょう。
格安SIMは災害時にも使える?
前述のとおり、格安SIMでは、大手携帯電話会社が提供している災害時用伝言板を使えない可能性があります。
災害時に大手携帯電話会社の伝言板の利用を考えている場合は、乗り換え予定の格安SIMで対応しているのか確認しておきましょう。
また、格安SIMに限らず、スマホによっては緊急地震速報アラートに対応していない場合があります。格安SIMで選択できるスマホの種類は大手携帯電話会社より少ない傾向があるため、利用したいスマホが緊急地震速報アラートに対応しているか事前確認が必要です。
格安SIMのデメリットを理解して、ご自身にあう通信サービスを利用しよう
格安SIMに乗り換える前に、デメリットとメリットをしっかりと把握しておきましょう。
格安SIMは月額料金の最低額が大手携帯電話会社よりも低く設定されているため、一見毎月の利用料金が安くなるように感じるかもしれません。
しかし、データ容量が必要な方や頻繁に通話する方にとっては、かえって月額料金が高くなる可能性があります。
また、家族割引やセット割を利用している方なら、格安SIMに乗り換えたことで割引が適用されなくなり、家族全体の利用料金が高額になるリスクもあります。「格安SIMだから安いはずだ」と思い込むのではなく、どの程度料金が変わるのかシミュレーションをしてから乗り換えるようにしてください。
データ容量の使い放題や通信速度にこだわるなら、大手携帯電話会社の方が適している可能性があります。また、選択する料金プランによっては、今までよりも月額料金が抑えられるかもしれません。
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