Apple Watchの機種変更時の設定は?iPhoneとのペアリング方法を解説

新しいApple Watchへ機種変更した場合は、お持ちのiPhoneとペアリングして初期設定を済ませる必要があります。
今回は、Apple Watchを機種変更したときの設定方法や、ペアリングできないときの対処法を解説します。
Apple Watchを手放すときにしておくことも紹介するため、手順を押さえてスムーズに機種変更を進めましょう。
Apple Watchを機種変更するときの事前準備
Apple Watchを機種変更するときは、初期設定をスムーズに進めるために、以下の5つをあらかじめ準備しておきましょう。
・iPhoneを最新バージョンのiOSにアップデートする
・iPhoneのBluetooth®がオンであることを確認する
・iPhoneがWi-Fi®またはモバイルデータ通信に接続済みであることを確認する
・GPS+CellularモデルではeSIMを削除する
・Suicaやクレジットカードの情報を削除する
「watchOS 11を搭載したモデルのApple Watch」を初期設定して利用するには、iOS 18以降を搭載したiPhone XS以降のiPhoneか、iPhone SE(第2世代)以降のiPhoneが必要です。
iOSのアップデートは、「設定」>「一般」>「ソフトウェアアップデート」から実行できます。更新できる最新バージョンがあれば、「今すぐインストール」をタップしてアップデートしましょう。
Bluetoothのオン/オフは「設定」>「Bluetooth」から確認できます。Wi-Fiまたはモバイルデータ通信への接続状況は、画面上部のステータスバーから確認が可能です。
また、Apple WatchとiPhoneをペアリングする際は、いずれも50%以上のバッテリー残量が必要です。必要に応じて充電してから設定を開始しましょう。
さらに、Apple WatchがGPS+Cellularモデルの場合は、本体内部にeSIMが搭載され、iPhoneとSIM情報を共有しています。
Apple Watchを機種変更する場合は、次の手順で古いApple Watchに設定したeSIMを消去しましょう。
1.iPhoneで「Apple Watch」アプリを開く
2.「マイウォッチ」をタップする
3.「モバイル通信」をタップする
4.モバイル通信プランの横にある「情報ボタン(iのようなマーク)」をタップする
5.「[通信事業者の名前]プランを削除」をタップしてから選択内容を確認する
ほかにも、SuicaやPASMOなどの交通系ICカードやクレジットカードをApple Watchに登録している場合は、次の手順で削除する必要があります。
1.Apple Watchで「ウォレットアプリ」をタップする
2.削除したいカードをタップする
3.下へスクロールして、「削除」をタップする
上記の準備を済ませたら、Apple Watchの機種変更を始めましょう。
Apple Watchを機種変更するときの設定方法
Apple Watchのデータは、ペアリングしたiPhoneに自動的にバックアップされます。
そのため、バックアップデータが保存されているiPhoneに新しいApple Watchをペアリングすれば、機種変更できます。
Apple Watchを機種変更するときのペアリングと初期設定の手順は、次のとおりです。
1.新しいApple Watchの電源を入れて装着する
2.新しいApple WatchをiPhoneに近づける
3.「iPhoneを使用してこのApple Watchを設定」の画面で「続ける」をタップする(表示されない場合はiPhoneで「Apple Watch」アプリを開いて「すべてのWatch」をタップし、「Watchを追加」をタップする)
4.「自分用に設定」または「ファミリーメンバー用に設定」をタップする
iPhoneのカメラを新しいApple Watchのアニメーションに向ける(カメラが使えない・アニメーションが表示されない場合は「Apple Watchを手動でペアリング」をタップして表示される手順で進める)
5.「新しいApple Watchに設定を移行」の画面で、「アプリとデータ」と「設定」をタップする
6.エクスプレス設定でApple Watchを設定するか、「設定をカスタマイズ」をタップして復元するかを決める
7.画面の指示に従って操作する
8.Apple Accountにサインインする
9.Apple Payを利用する場合は、パスコードを作成する
10.設定をカスタマイズする
11.新しいApple WatchがGPS+Cellularモデルの場合は、モバイルデータ通信を設定する
12.新しいApple WatchでApple Payを利用する場合は、カードを追加する
13.情報の同期が完了するまでiPhoneと新しいApple Watchを近づけておく
なお、iPhoneは複数のApple Watchとペアリングできるため、古いApple Watchのペアリングを解除しなくても問題ありません。
ただし、古いApple Watchを手放す・誰かに譲る・売却する場合などは、記事下部で説明している手順でペアリングを解除しましょう。
Apple Watchの機種変更後、ペアリングできないときの対処法

新しいApple WatchでiPhoneへのペアリングがうまくいかないときは、以下の対処法を試してみてください。
・iOSのバージョンを確認する
・古いApple Watchのペアリングを解除してから接続する
・iPhoneのネットワークをリセットする
・iPhoneを再起動する
・Apple StoreやApple サポートに相談する
iOSのバージョンを確認する
新しいApple Watchを初期設定して利用するには、iOS 18以降を搭載したiPhone XS以降のiPhoneか、iPhone SE(第2世代)以降のiPhoneが必要です。
iOSのバージョンは「設定」>「一般」>「情報」から確認できます。iOSのアップデートは、「設定」>「一般」>「ソフトウェアアップデート」から可能です。
古いApple Watchのペアリングを解除してから接続する
iPhoneは複数のApple Watchと同時接続が可能なため、機種変更時に古いApple Watchのペアリングを解除する必要はありません。
ただし、新しいApple Watchにペアリングできない原因となっている可能性があるため、古いApple Watchを解除してから、新しいApple Watchと接続するようにしましょう。
古いApple Watchのペアリングを解除する手順は以下のとおりです。
1.iPhoneで「Apple Watch」アプリを開く
2.「マイウォッチ」をタップする
3.「すべてのWatch」をタップする
4.古いApple Watchの横にある「情報ボタン(iのようなマーク)」をタップする
5.「Apple Watchとのペアリングを解除」をタップする
6.GPS+Cellularモデルで手放す予定があるならeSIMを解除する、手放す予定がないならeSIMを維持する
7.Apple Accountのパスワードを入力してアクティベーションロックを解除する
8.「ペアリング解除」をタップする
なお、古いApple WatchとiPhoneのペアリングを解除すると、解除時点の最新データがiPhoneに保存されます。そのため、解除後のタイミングで新しいApple Watchとペアリングしても最新データをきちんと引き継げます。
iPhoneのネットワーク設定をリセットする
新しいApple WatchとのペアリングはWi-Fiやモバイルデータ通信、Bluetoothを用いて行います。
Wi-Fiやモバイルデータ通信、Bluetoothが不安定な場合、ペアリングがスムーズに進まない可能性があるため、次の手順でiPhoneのネットワーク設定をリセットしましょう。
1.「設定」アプリを開く
2.「一般」をタップする
3.「転送または[デバイス]をリセット」をタップする
4.「ネットワーク設定をリセット」をタップする
ネットワーク設定をリセットしても、iPhoneやApple Watchのデータに影響はありません。
※iPhoneのWi-Fiのパスワードについては、こちらをご確認ください。
※iPhoneのBluetoothについては、こちらをご確認ください。
iPhoneを再起動する
iPhoneを再起動すると、不具合が解消する場合があります。再起動の手順は以下のとおりです。
iPhone X以降は片方の音量調節ボタンとサイドボタン、iPhone SE(第2世代または第3世代)はサイドボタンを長押しすると「電源オフ」スライダが表示されます。電源をオフにした後、サイドボタンを長押しして電源をオンにしましょう。
Apple StoreやApple サポートに相談する
今まで紹介した対処法を試しても改善されない場合は、Apple StoreやApple サポートへの相談をおすすめします。
Apple公式のサポートでは、電話・チャット・「Apple サポート」アプリから問い合わせが可能です。
特に、「Apple サポート」アプリはiPhoneやApple Watchの専任スペシャリストに電話やチャットで相談でき、近くのApple正規サービスプロバイダを検索して予約ができます。
万が一の事態に備えてインストールしておきましょう。
Apple Watchを手放すときにしておくこと
古いApple Watchを売却・譲渡で手放す際は、以下の操作を実行しましょう。
1.iPhoneで「Apple Watch」アプリを開く
2.「マイウォッチ」をタップする
3.「すべてのWatch」をタップする
4.古いApple Watchの横にある「情報ボタン(iのようなマーク)」をタップする
5.「Apple Watchとのペアリングを解除」をタップする
6.GPS+Cellularモデルの場合はeSIMを解除する
7.Apple Accountのパスワードを入力してアクティベーションロックを解除する
8.「ペアリング解除」をタップする
上記手順を実行すると、古いApple Watchのデータが消去され、iCloudアカウントから削除されます。
iPhoneやApple Watchを紛失や盗難から守るアクティベーションロックが解除され、古いApple Watchを譲渡・売却できる状態になります。
手順を押さえてApple Watchの機種変更を進めよう
Apple Watchの機種変更は、バックアップデータが保存されているiPhoneとペアリングし、初期設定を行うだけで完了します。初期設定は画面の指示に従うだけで進められるため、難しい操作はありません。
ペアリングができないときはiPhoneのOSバージョンの確認・古いApple Watchとのペアリング解除・ネットワーク設定のリセットや再起動などの対処法を試してみましょう。
なお、Apple Watchの購入を検討する場合は、購入するApple Watchと互換性のあるiPhoneが必要です。
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