バッテリー充電の最適化をオン/オフにする方法は?デメリットなども紹介

iPhoneの「バッテリー充電の最適化」は、ユーザーの充電傾向を学習して、充電器からスマホを外す時点でフル充電(バッテリー残量が100%まで充電された状態)になるように充電速度を調整してくれる機能です。
劣化の原因とされる、過充電(フル充電で充電し続ける状態)の時間を短くすることで、バッテリーの寿命を延ばすことができます。
今回は、バッテリー充電の最適化の機能や設定方法を解説します。
バッテリー充電の最適化とは
「バッテリー充電の最適化」は、機械学習によって過充電(フル充電で充電し続ける状態)の時間を短くするiPhoneの機能です。
スマホのバッテリーは、必要以上に電力を供給し続けると劣化が進みやすくなります。劣化を抑えるためには、過充電の状態をできるだけ避けることが重要です。
「バッテリー充電の最適化」をオンにすると、機械学習で把握した充電の傾向に基づいて80%以降の充電時間を調整し、過充電を抑えられます。
また、iPhoneだけでなくAndroid™でも、機種によってはフル充電になるまでの時間を調整して、バッテリーの劣化を抑える機能が搭載されています。
iPhoneで「バッテリー充電の最適化」をオン/オフにする方法は?
iPhoneで「バッテリー充電の最適化」をオン/オフにする手順は、次のとおりです。
▼iPhone 15以降の場合
1.「設定」アプリ>「バッテリー」>「充電」の順にタップする

2.「バッテリー充電の最適化」をオン/オフに設定する

▼iPhone 14以前の場合
1.「設定」アプリ>「バッテリー」>「バッテリーの状態と充電」の順にタップする
2.「バッテリー充電の最適化」をオン/オフに設定する
なお、iPhoneの「バッテリー充電の最適化」は、自宅や職場など日常的に長い時間を過ごす場所でしか機能しません。
また、位置情報を認識させる必要があるため、「バッテリー充電の最適化」を利用するには位置情報をオンにしておく必要があります。位置情報をオンにするには、「設定」アプリ>「プライバシーとセキュリティ」>「位置情報サービス」の順にタップし、「位置情報サービス」をオンにします。
充電の上限を設定することも可能
iPhone 15以降では、「設定」アプリ>「バッテリー」>「充電」から、充電の上限とするバッテリー残量を80~100%の間で設定することも可能です。
上限を95%以下に設定すると、バッテリー充電の最適化は自動的にオフになります。

Android™で充電の最適化をオン/オフにする方法は?
Androidで充電の最適化をオン/オフにする方法は、たとえばGoogle Pixelの場合、次のとおりです。
1.「設定」アプリ>「バッテリー」>「充電の最適化」の順にタップする

2.「充電の最適化を使用する」をオン/オフにする

3.充電の最適化をオンにすると「アダプティブ充電」「充電の上限: 80%」が選択できる

「アダプティブ充電」では、普段電源から取り外す時間の直前に、バッテリーが100%になるように自動で調整されます。
バッテリー充電の最適化にデメリットはある?
バッテリー充電の最適化をオンにすると、フル充電になるまでの時間は長くなります。
いつもより早い時間帯にiPhoneを電源から取り外すと、充電が終わっていない可能性があるため注意が必要です。
なお、「バッテリー充電の最適化」が働いているときは、ロック画面に充電完了の時間を知らせる通知が表示されます。通知をタップすると「今すぐ充電」を選択することができます。
通知されている時間よりも早くiPhoneを電源から取り外す予定のときは、「今すぐ充電」の機能を利用しましょう。
バッテリー充電の最適化をオフにしても80%で止まる原因は?
iPhoneはバッテリーが熱くなりすぎると、ソフトウェアが80%以上の充電を制限することがあります。充電中に熱を帯びたり、高温の場所に放置されたりすると、この制限が働く可能性があります。
温度が下がると再び充電が開始されるので、この原因が疑われる場合は、涼しい場所にiPhone本体を移動させましょう。
バッテリー充電の最適化の学習が進まないときの理由は?

iPhoneのバッテリー充電の最適化が機能する条件として、Apple公式Webサイトには以下の記載があります。
・「バッテリー充電の最適化」は、まず14日以上かけて充電の習慣を学習してからでないと働きません
・特定の場所で9回以上、毎回5時間以上充電してからでないと、「バッテリー充電の最適化」は機能しません
※出典:Apple公式Webサイト「iPhoneの充電上限とバッテリー充電の最適化について」
「バッテリー充電の最適化の学習が進まない(機能が利用できない)」と感じる場合、必要な日数に達していない、充電回数が足りないなどの可能性が考えられます。
また、特定の場所での充電が条件となっているため、充電場所がバラバラの場合も学習は進まないでしょう。
そのほか、充電の時間帯や充電時間が日によってバラバラだと、充電の傾向が上手く把握されない可能性があります。
バッテリーの劣化を防ぐバッテリー充電の最適化以外の方法は?
バッテリーの劣化を防ぐために、バッテリー充電の最適化以外にできる対策として、以下が挙げられます。それぞれ詳しく見ていきましょう。
・過充電・残量0%で放置しない
・高温・低温の環境を避ける
・非純正品の充電器やケーブルを使用しない
・充電しながら使用しない
過充電・残量0%で放置しない
過充電の状態が続くと、バッテリーに負荷がかかり、劣化を早める原因になります。バッテリー残量が100%になったら、早めに電源から取り外しておきましょう。
また、バッテリー残量ゼロの「過放電」と呼ばれる状態も、バッテリーの劣化を早める原因になります。バッテリー残量がゼロになる前に充電することを心がけ、バッテリー残量がゼロになってしまったときは早めに充電しましょう。
高温・低温の環境を避ける
直射日光が当たる車内や暖房器具の近くに置きっぱなしにするなど、高温の環境にスマホを放置すると、バッテリーの劣化が早まる原因になります。
また、高温の環境だけでなく、低温の環境もスマホのバッテリーが劣化する原因となります。スキー・スノーボードなど、寒い冬の屋外でスマホを利用する際は、本体が低温になり過ぎないように注意してください。
非純正品の充電器やケーブルを使用しない
一般的に純正品の充電器やケーブルは、スマホに適した電流・電圧で充電されるように設計されているため、非純正品に比べてバッテリーへの負荷が少ないとされています。
バッテリーの劣化をできるだけ抑えたい場合は、純正品の充電器やケーブルの利用を検討しましょう。
充電しながら使用しない
充電しながらスマホを使用する「ながら充電」は、本体が高温になりやすく、バッテリーの劣化を早める原因になり得ます。バッテリーの劣化を抑えたい場合は、充電しながらスマホを使用することは避けましょう。
バッテリー充電の最適化を活用してバッテリーの寿命を延ばそう
バッテリー充電の最適化は、バッテリーの寿命を延ばすために、フル充電までの時間を長くするiPhoneの機能です。「設定」アプリにある「充電」の項目から機能をオンにできます。
また、バッテリーの劣化を抑えるなら、過充電や残量0%で放置しない、高温・低温の環境を避ける、純正の充電器やケーブルを使う、充電しながら使用しないといった点も意識してみてください。
すでにバッテリーが劣化していて、バッテリー持ちが悪くなっている場合は、スマホの買い替えも検討しましょう。
楽天モバイル公式Webサイトでは、人気のAndroid™やiPhoneをはじめとした多彩なラインアップを取り揃えています。
目的や予算にぴったりな一台を探してみてはいかがでしょうか。
※楽天モバイルで販売している製品についてはこちらをご確認ください。
楽天モバイルの料金プランでは、データ利用量に合わせて料金が自動的に変わるため、たくさん使う人にもあまり使わない人にもおすすめの料金プランです。
家族割引適用※1で、3GBまでは880円/月(税込968円)、20GB超過後はどれだけ使っても2,880円/月(税込3,168円)とデータ使い放題※2なので、データ容量を心配せず快適な通信をご体験いただけます。
※通話料等別
※1 割引・プログラム適用条件あり。詳細はこちらをご確認ください。
※2 混雑時など公平なサービス提供の為に速度制御する場合あり
ぜひ楽天モバイルをご検討ください。
楽天モバイルは使わなければ勝手に安くなる
※1 楽天モバイル「楽天モバイル通信簿2025Ver/データ収集期間2024年12月16日~12月23日」
※ 掲載内容はプラン名・サービス内容の変更によって、一部内容を修正する可能性がございます。
- この記事の情報は掲載開始日時点のものとなります。
- 掲載内容は予告なく変更されることがありますのでご了承ください。

海外旅行にはeSIMが便利!おすすめの理由と注意点を解説

Instagram(インスタグラム)のストーリーズとは?投稿・加工方法や足跡について解説



