スクリーンショットをAndroid™・iPhone・パソコンで撮る方法を解説

今回は、スクリーンショットを撮る方法や保存先、スクリーンショットを撮影できない原因、スクリーンショットを利用する場合に知っておきたいルールなどを解説します。

スクリーンショットとは?

スクリーンショットとは、スマホやパソコンの画面を撮影し、画像として保存する機能のことです。「スクショ」と略称で呼ぶことや、「画面キャプチャ」と呼ぶこともあります。

スクリーンショットが役立つシーン

スクリーンショットは、画面に表示されている情報を画像として保存しておきたいときに便利です。

たとえば、Webサイトで注文した商品の「注文番号」やイベント予約時の「整理番号」「受付番号」などを一時的に画像として保存したいときなどは、スクリーンショットの機能が役立ちます。

Androidでスクリーンショットを撮る方法

Android™でスクリーンショットを撮る方法は、機種によってやや異なります。以下では、Androidでスクリーンショットを撮る代表的な方法を紹介します。

電源ボタンと音量を下げるボタンを同時に長押ししてスクリーンショットを撮る

多くのAndroidでは、スマホの電源ボタンと音量を下げるボタンを同時に長押ししてスクリーンショットを撮ることができます。中には、電源ボタンと音量を下げるボタンを短押しして撮影するタイプの機種もあります。

また、Android 12以降のOSが搭載されたスマホは、「スクロールスクリーンショット」の機能に対応している場合があります。

スクロールスクリーンショットとは、縦に長いページ全体を撮影できる機能のことです。画面に収まりきらない縦長のページでも、スクロールスクリーンショットを使えばページ全体を1枚の画像として保存できます。

スクロールスクリーンショットは、スマホの電源ボタンと音量を下げるボタンを同時に長押し(または短押し)してスクリーンショットを撮影した後、画面に表示される「キャプチャ範囲を拡大」や「スクロール」をタップすることで行えます。

アプリの使用履歴画面を開いてスクリーンショットを撮る

機種によっては、アプリの使用履歴画面を開いた際に、画面内に「スクリーンショット」の項目が表示されます。

アプリの使用履歴画面を開いた状態で「スクリーンショット」をタップすると、そのアプリ画面のスクリーンショットを撮影できます。

スワイプでスクリーンショットを撮る

一部の機種では、スワイプ操作でスクリーンショットを撮影できます。

スワイプでスクリーンショットを撮影する方法は機種によって異なります。たとえば、「3本指で下にスワイプする」方法や、「手の側面(小指側)を画面に触れさせた状態で、端から端へ横にスライドする」方法などが挙げられます。

画面の長押しでスクリーンショットを撮る

一部の機種は、画面を長押しするだけでスクリーンショットを撮ることも可能です。

たとえば、AQUOSシリーズのスマホには、画面の長押しでスクリーンショットを撮影できる「Clip Now」という独自機能が搭載されています。

Android 13以降のOSを搭載したAQUOSの機種では、Clip Nowの機能を使って画面の右上または左上の隅を長押しすることでスクリーンショットを撮影できます。

また、Clip Nowはスクロールスクリーンショットにも対応しています。撮影後に「キャプチャ範囲を拡大」をタップし、保存したい範囲を選択してから「保存」をタップすると、縦長のページ全体を画像として残せます。

iPhoneでスクリーンショットを撮る方法

iPhoneでスクリーンショットを撮る方法は、Face ID搭載モデルとTouch ID搭載モデルで異なります。以下でそれぞれの方法を紹介します。

Face ID搭載のiPhoneを使っている場合

Face IDは、iPhone X以降のモデル(iPhone SEなど一部機種を除く)に搭載されています。

Face ID搭載のiPhoneでは、音量を上げるボタンとサイドボタンを同時に押してから素早く放すとスクリーンショットを撮影できます。

スクリーンショットが正しく撮影できている場合は、画面の左下にスクリーンショットのサムネイルが表示されます。

なお、スクリーンショットの対象が画面に収まりきらない場合は、「フルページ」機能を利用するとページ全体を撮影できます。操作手順は以下のとおりです。

1.音量を上げるボタンとサイドボタンを同時に押してから素早く放す

2.画面左下に表示されるスクリーンショットのサムネイルをタップする

3.「フルページ」をタップする

4.「完了」をタップする

5.「写真に保存」または「PDFを"ファイル"に保存」をタップし、スクリーンショットを保存する

Touch ID搭載のiPhoneを使っている場合

Touch IDはiPhone SEシリーズやiPhone 8以前のモデルに搭載されています。

Touch ID搭載のiPhoneでは、サイドボタンとホームボタンを同時に押してから素早く放すことでスクリーンショットを撮影できます。

スクリーンショットが正しく撮影できている場合、画面の左下にスクリーンショットで撮影した画像のサムネイルが表示されるので確認しましょう。

なお、Touch ID搭載のiPhoneでも、Face ID搭載のiPhoneと同様の手順で操作することで、「フルページ」でのスクリーンショット撮影が可能です。

1.サイドボタンとホームボタンを同時に押してから素早く放す

2.画面左下に表示されるスクリーンショットのサムネイルをタップする

3.「フルページ」をタップする

4.「完了」をタップする

5.「写真に保存」または「PDFを"ファイル"に保存」をタップし、スクリーンショットを保存する

パソコンでスクリーンショットを撮る方法

スクリーンショットはスマホだけでなく、パソコンで撮ることも可能です。以下では、パソコンでスクリーンショットを撮る方法をWindowsのパソコンとMacのパソコンにわけて紹介します。

Windowsのパソコンでスクリーンショットを撮る方法

Windowsのパソコンでは、WindowsキーとPrint Screenキーを同時に押すことで画面全体のスクリーンショットを撮影できます。キーボードによっては、Print Screenキーが「PrtSc」や「Prnt Scrn」と表記されている場合があるので、撮影前に確認しておきましょう。

また、Print Screenキーのみを押すだけでも画面全体を撮影できます。その場合、撮影した画像は保存されず、クリップボードにコピーされます。コピーされた画像は、ペーストの操作(Ctrlキー＋Vキー)でWordやメール、チャットなどに貼り付けられます。

範囲を選択して撮影したい場合は、Windows 10・Windows 11に標準搭載されている「Snipping Tool」アプリを利用します。Snipping Toolを利用してスクリーンショットを撮影する方法は以下のとおりです。

1.Snipping Toolのショートカットキー(Windowsキー＋Shiftキー＋Sキー)を押す

2.撮影したい範囲をマウスでドラッグして選択する

3.マウスボタンを放すとスクリーンショットが撮影され、クリップボードにコピーされる

Macのパソコンでスクリーンショットを撮る方法

Macでは、shiftキー＋commandキー＋3キーを同時に押すと画面全体を撮影できます。

また、shiftキー＋commandキー＋5キーを同時に押すと、スクリーンショット用のメニューが表示され、画面全体・ウィンドウ単位・選択範囲などを撮影できます。スクリーンショットの範囲選択を中断したい場合は、escキーを押します。

スクリーンショットの保存先はどこ?

スクリーンショットを撮影したら、保存先にアクセスしてスクリーンショットが保存されているか確認しましょう。製品別のスクリーンショットの主な保存先は以下のとおりです。

スクリーンショットが撮影できない原因

スクリーンショットが撮影できない場合、以下のいずれかに原因がある可能性が考えられます。

・ストレージの容量が不足している

・アプリによってスクリーンショットの機能が制限されている

・スクリーンショットの操作方法を間違えている

以下でそれぞれの原因を解説します。

ストレージの容量が不足している

先述したように、撮影したスクリーンショットは基本的に製品のストレージに保存されます。そのため、保存に必要な空き容量が不足していると、スクリーンショットを撮影できません。

ストレージの容量が不足している場合は空き容量を確認し、不要なデータを削除するなどして空き容量を増やしましょう。

AndroidやiPhoneは「設定」アプリから、Windowsのパソコンは「エクスプローラー」から、MacのパソコンはAppleメニューの「システム設定」からストレージの空き容量を確認できます。

アプリによってスクリーンショットの機能が制限されている

アプリによっては、著作権保護のためにスクリーンショットの機能を制限している場合があります。たとえば、一部の動画配信アプリや電子書籍アプリなどは、スクリーンショットを撮影できない仕様になっています。

スクリーンショットの操作方法を間違えている

スクリーンショットを撮影できない場合、操作方法を間違えている可能性があります。操作方法を間違えている例としては、以下のようなケースが挙げられます。

・同時に押すボタンやキーを間違えている

・スクリーンショットを撮影するジェスチャーが正しく設定されていない

スクリーンショットを撮影するジェスチャーとは、撮影するために画面上で行うスワイプやタップなどの操作のことです。

スクリーンショットの操作方法がわからない場合は、「製品名＋スクリーンショット」などのキーワードで検索し、撮影の手順を確認してみましょう。

スクリーンショットを利用する場合に知っておきたいルール

スクリーンショットを利用する際は、著作権などに関するルールも知っておきましょう。

スクリーンショットを撮ること自体は違法ではありません。ただし、違法にアップロードされたコンテンツを撮影・保存する行為は、改正著作権法により規制されています。

また、合法的なコンテンツであっても、スクリーンショットの使い方によっては問題になることがあるので注意しましょう。

たとえば、著作権者の許可を得ずにスクリーンショットをSNSやブログなどに無断転載する行為は、著作権の侵害にあたる可能性があります。

スクリーンショットはさまざまなシーンで活用できる

スクリーンショットは、日常生活のさまざまな場面で役立ちます。活用する際は、ストレージに十分な空き容量を確保しておきましょう。

スマホの容量不足が原因でスクリーンショットが保存できない場合は、不要なデータを削除するなどで対処しましょう。

また、容量の大きい機種への買い替えもおすすめです。買い替え時に併せて料金プランも見直せば、より自分にあったプランを見つけられるかもしれません。

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