オンラインサロンとは?種類やメリット・デメリット、運営する方法などを詳しく解説

オンラインサロンが人気を博していますが、言葉を見聞きしたことがあるものの、詳細を把握できていない人もいるでしょう。
今回は、オンラインサロンとはどのようなものなのかをわかりやすく解説します。種類やメリット・デメリットなども紹介するので、利用・運営を検討中の人は、ぜひ参考にしてください。
オンラインサロンとは?
オンラインサロンとは、会員のみがアクセスできるクローズドな(非公開の)オンラインコミュニティサービスです。
SNSやオンラインサロン用のプラットフォーム上で、サロン主催者から会員にコンテンツが提供されます。コンテンツの具体例は、記事・PDF教材・動画・ライブ配信などです。
また、主催者と会員、または会員同士で交流が可能です。オンラインサロンによっては、オフライン(実際に対面で会う)で交流会や勉強会などのイベントが開催されることもあります。
オンラインサロンで取り扱われるテーマは主催者によって設定され、起業・投資・スキルアップ・スポーツ・美容・ライフスタイルなど、ジャンルは多岐にわたります。
多くのオンラインサロンは、月額料金制です。ただし、行政機関などが主催するオンラインサロンは、無料で参加できるケースもあります。
オンラインサロンが人気な理由
近年、オンラインサロンの利用者が急増しています。利用者が増加したきっかけは、2020年に発生した新型コロナウイルス感染症の世界的な流行です。
パンデミックの影響で、不要不急の外出自粛やリモートワークが求められる状況となりました。人と直接会う機会が減ったことで、他者とのつながりを求めてオンラインサロンに参加する人が増えました。
著名人によるオンラインサロン開設やSNSの普及も、急速に利用者が増加した要因です。SNSでは、さまざまな価値観を持つ人の投稿が混在しており、閲覧する際にストレスを感じる人もいます。
しかし、オンラインサロンの場合は自分と同じ興味・関心や価値観を持つ人が集まるため、居心地のよさを感じられるでしょう。
オンラインサロンでは、主催者が専門的な経験や知識を持っているため、SNSなどでは得にくい実践的なノウハウや最新情報を直接入手できます。
同じ関心を持つサロンの会員同士、あるいは主催者と会員で双方向の交流ができる点も、人気を博している理由です。
オンラインサロンの種類
オンラインサロンにはさまざまな形態がありますが、代表的な種類は以下の4つです。
・ファンクラブ型オンラインサロン
・コミュニティ型オンラインサロン
・レッスン型(スクール型)オンラインサロン
・プロジェクト型オンラインサロン
それぞれについて詳しく説明します。
ファンクラブ型オンラインサロン
ファンクラブ型オンラインサロンは、アーティストやタレント、スポーツ選手などが主催し、その活動を応援したいファンが入会します。
会員限定の情報提供や、会員のみが参加できるイベントの開催など、特別感のある仕組みが魅力です。リアルイベントのチケットを優先的に購入できる特典が付く場合もあります。
また、主催者から提供されるコンテンツを楽しむだけではなく、ファン同士で交流し、応援している人物について語りあうこともできます。
コミュニティ型オンラインサロン
コミュニティ型オンラインサロンは、同じ興味・関心や夢を持つ人同士が交流することを目的としたオンラインサロンです。ビジネスや社会貢献、趣味など、幅広いジャンルのサロンがあります。
互いの状況を共有してモチベーションを高めたり、知識を教えあったりして、ともに成長できる点が魅力です。
ただし、少人数制のオンラインサロンも多く、既存会員からの推薦がないと入会できない場合もあります。
レッスン型(スクール型)オンラインサロン
レッスン型(スクール型)オンラインサロンは、特定分野の専門知識や技術を持つ人が主催するオンラインサロンです。知識や技術を習得したい人が入会します。
テキスト・音声・動画などを通じて、主催者の専門知識や実践的なノウハウを会員に伝授する仕組みです。
主催者に質問して疑問点を解消できるほか、会員同士で勉強会や研究発表会を実施できるオンラインサロンもあります。オンラインサロンによっては、課題の提出が求められるケースもあります。
プロジェクト型オンラインサロン
プロジェクト型オンラインサロンは、起業家やジャーナリストなどが特定のプロジェクトを遂行するために立ち上げるオンラインサロンです。プロジェクトの趣旨に賛同する人が入会します。
主催者と会員が協力して、イベントを企画したり、外部案件を受注して報酬を得たりすることもあります。
会員とともにプロジェクトを進めることで、新たなビジネスパートナーとの出会いにつながる可能性もあるでしょう。
オンラインサロンのメリット

オンラインサロンに参加するメリットとしては、情報やノウハウを得られる点や、限定コンテンツを視聴できる点、イベントに参加できる点などが挙げられます。
また、地域に縛られずグローバルに展開できることも、オンラインサロンの魅力です。対面型のコミュニティとは異なり、オンラインなら日本中・世界中の人が参加可能です。そのため、交流を通じて斬新なアイデアが生まれやすいでしょう。
主催者側にとってのメリットは、会場費などのコストを抑えつつ、仕組みによっては毎月安定した収入を得られることです。
さらに、世界中の会員に向けて商品やサービスを宣伝でき、ブランドの認知拡大にもつながります。
オンラインサロンのデメリット・注意点
オンラインサロンに参加するデメリット・注意点としては、主催者ごとにコンテンツの品質や更新頻度が異なる点が挙げられます。
月額料金に見合う内容が提供されない可能性もあるため、事前にSNSなどで評判を確認してから入会するのが安心です。また、違法行為や詐欺的行為を行っているオンラインサロンもあるため、内容が不透明なサロンには注意し、契約内容(特に解約条件など)を必ず確認しましょう。
そのほか、出会いや勧誘目的で入会する人もいるため、交流する相手は慎重に検討してください。
一方、主催者にとってのデメリットは、ほかのオンラインサロンとの差別化を図り、高品質なコンテンツを継続的に提供することが求められることです。コンテンツの品質が低下すると、退会者の増加につながるおそれがあります。
会員同士でパワーハラスメントやセクシュアルハラスメント、金銭トラブルなどが発生するリスクもあります。「ハラスメントと受け止められかねない言動を避ける」「お金を貸し借りしない」といった内容を含む会員規約を作成し、会員に周知しましょう。
そのほか、資格を持たない人がしてはいけない専門的な行為(例:投資のアドバイスや医療行為など)に関与してしまうリスクもあります。
また、オンラインサロンの運営に利用するプラットフォームには、それぞれ独自のルールや禁止事項が定められています。利用前に必ず規約を確認し、違反しないよう注意が必要です。
オンラインサロンを運営する方法
まず、オンラインサロンのコンセプトや目的、活動内容を明確にしてください。そのうえで、似たジャンルのオンラインサロンを参考にしながら、ターゲット層やコンテンツの内容を踏まえて利用料金を設定します。
また、不快な言動や外部への情報漏洩を防止するための規定など、会員向けの規約や運営ルールも整備しておきましょう。
ITに関する知識やスキルがある場合は、自力でオンラインサロン用のWebサイトを構築することも選択肢のひとつです。
自力で構築できない場合は、SNSやオンラインサロン専用プラットフォームを利用しましょう。
オンラインサロンに決済手段を導入する
会員から月額料金の支払いを受けるためには、決済システムの選定と導入が不可欠です。
代表的な決済手段は、クレジットカード、銀行振込み、携帯キャリア決済、ID決済が挙げられます。ID決済とは、決済サービスに登録したIDとパスワードを入力して支払いを行う仕組みです。
オンラインサロン専用プラットフォームを利用する場合は、運営会社が提供する決済システムを活用することも可能です。
決済手段を選定する際の判断基準
決済システムを選定する際は、以下の要素を考慮しなければなりません。
・ターゲット層
・決済手数料
学生・若年層など、クレジットカード保有率が低い層を対象とする場合は、クレジットカード以外の決済手段も用意しましょう。
決済手数料は事業者ごとに異なり、料金プランや利用状況によって変動する場合もあります。できるだけ手数料が低い事業者・料金プランを探し、負担を軽減しましょう。事前に各事業者の公式Webサイトで詳細を確認し、不明点がある場合は問い合わせてみてください。
幅広い層の会員を集めたいのであれば、ひとつの決済手段に限定せず、複数の手段を導入しましょう。
各決済事業者と個別に契約するには労力と時間がかかるため、決済代行サービスを利用して一括導入する方法も検討してみましょう。
オンラインサロンを運営する際のポイント
オンラインサロンの運営を成功させるには、コンテンツの品質を高め、定期的に更新を行うことが重要です。また、オンラインイベントやオフラインイベントを開催することで、会員の離脱防止にもつながります。
会員と積極的にコミュニケーションを取り、派閥の形成を防ぎながら、居心地のよい環境を整えることも大切です。
また、SNSなどで活動内容を発信して認知度を高め、継続的に新規会員を獲得できる仕組みを整えましょう。
オンラインサロンを開設・運営するためにはどのくらいの費用が必要?
SNSを利用すれば、無料でオンラインサロンを開設・運営できる場合もあります。
オンラインサロン専用プラットフォームでは、初期費用や月額料金はかからないことが多いですが、売上が発生すると約5%~30%程度の販売手数料がかかることが多い傾向にあります。
また、会員から月額料金を受け取るには各種決済手段を導入する必要があり、決済サービス提供事業者に対して手数料などの費用が発生します。
詳細は、各事業者の公式Webサイトでご確認ください。
オンラインサロンで自分と似た興味・関心を持つ人と交流しよう
オンラインサロンの魅力は、専門的な知識やノウハウを得られることや、自分と似た興味・関心を持つ人と交流できることです。
オンラインサロンでは、動画コンテンツを視聴・配信する機会も多く、データ利用量が増えることがあります。スマホの利用料金が気になる場合は、料金プランの見直しや携帯電話会社の乗り換えもご検討ください。
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