iPhoneの触覚とは?機能・設定方法・使い方をわかりやすく紹介

iPhoneでは、指先に振動が伝わる触覚の機能があります。
具体的には、iOS上での操作で「カチッ」「ブルッ」といった振動を返す「システムの触覚」や、着信・通知のバイブレーションなどが触覚の機能に該当します。触覚はオン/オフなどの設定変更も可能です。
今回は、iPhoneの触覚の概要や設定方法・利用シーンを解説します。
iPhoneの触覚とは
iPhoneの「触覚」とは、「カチッ」「ブルッ」といった振動を返す「システムの触覚」や、着信・通知のバイブレーションなどの「触覚フィードバック」のことです。
ただし、名称に「触覚」という言葉が含まれる機能としては、上記のほかに「触覚タッチ」もあります。
ここでは、「触覚」という言葉が含まれる機能を詳しく見ていきましょう。
触覚フィードバックとは
iPhoneの触覚フィードバックは、iOS上での操作や着信・通知の際に、振動による手応えや触感が得られる機能です。
触覚フィードバックを設定すると、「スイッチ」をタップする、「スライダ」をスライドする、「ピッカー(例:OS標準の「時計」アプリでアラームを設定する画面などに表示されるリスト)」をスクロールする際などに、iPhoneが振動します。

そのほか、着信や通知などでも触覚フィードバックの設定が可能です。
触覚フィードバックでは、iPhone本体に搭載された「Taptic Engine(タプティックエンジン)」と呼ばれる振動モーターが、精密で臨場感のある振動を生み出しています。
触覚タッチとは
触覚タッチは、画面を指で長押しすることで、さまざまな操作ができる機能です。たとえば、アプリアイコンを長押しして触覚タッチの操作をすると、アプリごとのメニューが選択できます。

また、LINEのトークタブでは、トークルームを長押しして、トーク画面を開かずにメッセージの中身を確認できます。こちらも「触覚タッチ」を利用した操作です。

似た機能として、iPhone 6sからiPhone XSでは画面を強く押す操作を検知する「3Dタッチ」という機能がありました。iPhone XR以降では、長押しのジェスチャーによる「触覚タッチ」に置き換わっています。
iPhoneの触覚フィードバックの設定方法
iPhoneでは、システムやキーボード、着信音・通知音などに触覚フィードバックの設定が可能です。
個別の触覚フィードバックを設定する前に、以下の手順で触覚(バイブレーション)のオン/オフを確認しておきましょう。オフの場合、触覚フィードバックは動作しません。
1.「設定」アプリ>「アクセシビリティ」>「タッチ」をタップする
2.「バイブレーション」のオン/オフを確認する(オフの場合はオンにする)

システム・キーボードに触覚フィードバックを設定する方法
「システムの触覚」の項目では、iOS上での操作に伴う触覚フィードバックを設定できます。「システムの触覚」の設定方法は、以下のとおりです。
1.「設定」アプリ>「サウンドと触覚」をタップする
2.「システムの触覚」のオン/オフを設定する

また、「サウンドと触覚」から、キーボードの触覚フィードバックも設定できます。
「設定」アプリ>「サウンドと触覚」>「キーボードのフィードバック」の画面では、キーボード入力の「サウンド」「触覚」のオン/オフを切り替えられます。

着信音と通知音に触覚フィードバックを設定する方法
着信音・通知音と同時に再生される触覚フィードバックは、「サウンドと触覚」から設定変更が可能です。
着信音と通知音の触覚フィードバックは、以下の手順で設定変更できます。
1.「設定」アプリ>「サウンドと触覚」>「触覚」をタップする
2.「着信音と通知音の触覚」の設定を変更する

消音モードは、着信音・通知音やそのほかのサウンドが鳴らなくなるマナーモードのことです。着信音と通知音の触覚は、「常に再生」「再生しない」のほか「消音モードのときに再生」「消音モードのときに再生しない」が選択できます。
着信音・通知音などの触覚のパターンを変更する方法
着信音・通知音などの触覚のパターンは、以下の手順で変更できます。
1.「設定」アプリ>「サウンドと触覚」をタップする
2.「サウンドと触覚」の画面で、触覚のパターンを変更したい機能をタップする

3.各機能の画面で「触覚」をタップする(画像は着信音の場合)

4.プリセットの触覚パターン(あらかじめ用意された振動のパターン)から選択する。触覚を設定しない場合は最下部の「なし」を選択する

そのほか「新規バイブレーションを作成」をタップして、オリジナルの触覚(バイブレーション)も作成できます。
画面の案内に従って一定時間内に画像をタップまたは長押しすると、画面に触れている部分に円形が表示され、パターンが作成されます。作成後は「カスタム」の項目で選択が可能です。

iPhoneの触覚タッチの設定方法
触覚タッチでは、画面を長押ししてからメニューなどが表示されるまでの時間(反応の速さ)を設定できます。触覚タッチの設定変更の手順は、以下のとおりです。
1.「設定」アプリ>「アクセシビリティ」>「タッチ」>「触覚タッチ」をタップする
2.「タッチの継続時間」の項目で「速い」「デフォルト」「遅い」をタップして選択する

同じ「触覚タッチ」の画面で「タッチ継続時間テスト」の項目から、触覚タッチが機能するまでの時間をテストできます。実際にテストしながら設定を選ぶことも可能です。

iPhoneの触覚はどんなときに設定・変更する?
iPhoneの触覚を、どのような場面で設定・変更すると便利なのか、具体的な利用シーンをいくつか紹介します。
静かな場所でも着信・通知に気付きたいとき
図書館や電車内、会議中など、着信音を鳴らしたくない場面では、触覚フィードバックが役立ちます。消音モードでも触覚(バイブレーション)が作動するように設定しておくことで、着信音・通知音なしで連絡に気付くことが可能です。
消音モードのときにも着信・通知に気付くためには、「設定」アプリ>「サウンドと触覚」>「触覚」で「消音モードのときに再生」または「常に再生」に設定しておきましょう。
画面を見ずに誰からの連絡か判別したいとき
特定の連絡先からのメッセージや着信については、以下の手順で触覚(バイブレーション)のパターンを変更できます。
1.「連絡先」アプリで特定の連絡先を開き「編集」をタップする
2.「着信音」または「メッセージ」>「触覚」をタップする
3.触覚のパターンを選択する
たとえば、取引先や家族・友人など、特に重要な連絡先に個別に触覚(バイブレーション)を設定しておくと、画面を見ずに誰からの連絡かに気付けます。
連絡先の編集画面では、個別に着信音・通知音を設定することも可能です。
文字入力の間違いを減らしたいとき
iPhoneでの文字入力のミスを減らしたいときには、キーボードの「触覚フィードバック」の設定が役立ちます。キーをタップするたびに物理的なボタンを押しているような振動が指先に伝わり、しっかりと入力できたかを直感的に確認できます。
文字の打ち間違いを減らしたい場合や、しっかり入力できているか不安なときは、キーボードの「触覚フィードバック」をオンに設定しておきましょう。
キーボードの「触覚フィードバック」の設定方法は、「システム・キーボードに触覚フィードバックを設定する方法」をご確認ください。
iPhoneで触覚を利用するメリット・デメリット
iPhoneで触覚フィードバックを利用するメリットは、主に以下のとおりです。
・消音モードでも着信や通知に気付ける
・操作に手応えを感じられる
・操作ミスを防ぎやすい
前述のとおり、着信音や通知音の触覚を設定しておくことで、音を鳴らせない場所でもバイブレーションで大事な連絡を逃さずに済みます。また、システムやキーボードの触覚を設定しておけば、心地よい操作感が得られ、入力ミスに気付きやすくなります。
一方、iPhoneで触覚フィードバックを利用するデメリットは、主に以下のとおりです。
・バッテリーを多少消費する
・振動音がノイズになることがある
・振動が気になり、わずらわしく感じることもある
触覚による振動の影響で、バッテリー消費がわずかに増える可能性があります。また、机の上にiPhone本体を置いていた場合などに振動音がノイズになることがあり、図書館など静かな環境では特に注意が必要です。
また、人によっては、操作やキーボードの振動がわずらわしく感じる場合もあります。振動が不要の場合は、設定をオフにしておきましょう。
触覚フィードバックが反応しないときの原因・対処法
触覚フィードバックが反応しないときの原因として、主に以下が挙げられます。
・触覚フィードバックの設定に不備がある
・本体やシステムに一時的な不具合がある
・本体のモーターなどが故障している
各原因と対処法を詳しく見ていきましょう。
触覚フィードバックの設定に不備がある
触覚フィードバックがオンになっていないことが原因で、利用できていない可能性があります。
触覚フィードバックを機能させるために必要な触覚(バイブレーション)の全体設定は、「設定」アプリ>「アクセシビリティ」>「タッチ」から行えます。「バイブレーション」がオンになっているかを確認してみましょう。
着信・通知の触覚(バイブレーション)は、「設定」アプリ>「サウンドと触覚」>「触覚」から確認が可能です。「消音モードのときに再生しない」の設定では、消音モードのオン/オフによって触覚(バイブレーション)の動作が変わるため注意してください。
操作のときの触覚は、「設定」アプリ>「サウンドと触覚」から設定できます。「システムの触覚」がオンになっているかを確認してみましょう。
本体やシステムに一時的な不具合がある
本体やシステムに一時的な不具合がある場合は、再起動やiOSアップデートで解消できることがあります。
iPhoneは、以下の手順で再起動できます。
1.電源オフスライダを表示する(iPhone X以降は片方の音量調節ボタンとサイドボタンを長押し、iPhone 8/iPhone SE以前はサイドボタンを長押しすると電源オフスライダを表示する)
2.スライダをドラッグして電源オフにする
3.サイドボタンをAppleロゴが表示されるまで長押しして、再度電源をオンにする
iOSアップデートは、「設定」アプリ>「一般」>「ソフトウェアアップデート」から「ダウンロードしてインストール」をタップして画面の案内に従って実行します。
※iPhoneの再起動について詳しくは、こちらをご確認ください。
本体のモーターなどが故障している
本体のモーターや、その動作を支えるための周辺部品が故障している可能性もあります。特に落下や水没の直後に触覚が機能しない場合は、本体の故障が原因と考えられます。
故障の可能性があるときは、修理の依頼を検討しましょう。Apple公式WebサイトからApple StoreやApple正規サービスプロバイダでの「持ち込み修理」や「配送修理」を依頼できます。
iOS 18以降では「ミュージックの触覚」が利用できる
iOS 18以降では、曲と同期して触覚(バイブレーション)が発生し、振動の強弱などで音楽を体験できる「ミュージックの触覚」の機能が利用可能です。iPhone 12以降で、iPhone SE(第3世代)を除く機種が「ミュージックの触覚」に対応しています。
「ミュージックの触覚」は、以下の手順で設定をオンにできます。
1.「設定」アプリ>「アクセシビリティ」>「ミュージックの触覚」をタップする
2.「ミュージックの触覚」をオンにする

アプリとしては、Apple Music、Apple Music Classical、Shazamのほか、一部アプリが「ミュージックの触覚」に対応しています。
iPhoneの触覚についてよくある質問
iPhoneの触覚に関するよくある質問を以下でまとめています。
アラームで触覚(バイブレーション)のみにしたいときはどうすればよい?
iPhoneの「時計」アプリでは、サウンドなし、触覚(バイブレーション)のみでアラームの設定が可能です。電車で仮眠を取るときや、同じ部屋で寝ている人を起こしたくないときなどに、触覚(バイブレーション)のみのアラームが便利です。
具体的な設定手順は、以下のとおりです。アラームの設定画面で「サウンド」の項目から、サウンドをオフにしたうえで、触覚のパターンを選択します。
1.「時計」アプリ>画面下部の「アラーム」>画面右上の「+」>「アラームを追加」の中にある「サウンド」をタップする

2.「サウンド」の画面で最下部の「なし」をタップする

3.「サウンド」の画面で「触覚」をタップする

4.「触覚」の画面で振動のパターンをタップして選択する

5.「アラームを追加」の画面に戻り、アラームの設定を完了させる
消音モードで触覚(バイブレーション)が機能しないのはなぜ?
消音モードで、着信・通知の触覚(バイブレーション)が機能しない場合、「消音モードで再生しない」の設定になっている可能性があります。
「着信音と通知音の触覚」の設定内容については、「着信音と通知音に触覚フィードバックを設定する方法」で解説したとおりです。消音モードでも振動させたい場合は、「常に再生」または「消音モードのときに再生」を選択しましょう。
触覚に気付きづらいときはどうすればよい?
着信・メッセージなどの触覚(バイブレーション)に気付きづらいときは、触覚のパターンを変更すると改善できる可能性があります。
「設定」アプリ>「サウンドと触覚」から各機能(着信音、メッセージなど)をタップした後に、触覚のパターンを選択して変更できます。選択した際に触覚のパターンが再生されるので気付きやすいと感じるものを選択しましょう。
前述のとおり、「新規バイブレーションを作成」でオリジナルパターンを作成することも可能です。
iPhoneの触覚を理解して最適な設定で活用しよう
iPhoneの触覚は、着信・通知や操作のときに振動で触感が得られる機能です。
消音モードでも着信に気付けたり、心地よい操作感が得られたりなど、iPhoneをより便利に使えるようになります。自分の使い方にあわせて触覚の設定をカスタマイズして、最適な設定でiPhoneを使っていきましょう。
また、iPhoneの機能をフル活用するなら、最新機能に対応した機種への買い替えもおすすめです。買い替えの際には併せて携帯電話会社を見直すと、自分にあった料金プランが見つかる可能性があります。
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