SIMフリーとは?メリットやスマホの選び方・入手方法をわかりやすく紹介

SIMフリーとは?メリットやスマホの選び方・入手方法をわかりやすく紹介
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2025.04.24

SIMフリーはSIMロックによる制限がなく、ほかの携帯電話会社でも使える状態のことです。SIMフリーなら携帯電話会社に縛られることなく、自由に契約が選べます。

ただし、SIMフリースマホを他社で利用する際には、いくつか注意すべきデメリットもあります。

今回は、SIMフリーとはなにか、SIMフリーのメリット・デメリットなどを解説します。

目次

SIMフリーとはどんな状態?SIMロックとあわせて解説

SIMフリーとは、SIMロックがなく、どの携帯電話会社のSIMカードでもスマホが使える状態のことです。

携帯電話会社で購入したスマホには、SIMロックがかかっていることがあります。SIMロックとは、携帯電話会社が自社のSIMカードだけ利用できるように制限(ロック)をかけて、他社のSIMカードを使えないようにするものです。

SIMフリースマホには、大きく以下の2種類があります。

・SIMロックが元々かかっていないスマホ
・SIMロックを解除したスマホ

元々SIMロックがかかっていない、いわゆるSIMフリー版と呼ばれるスマホのほか、SIMロックがかかっていたスマホもSIMロックを解除すればSIMフリーです。

SIMフリーなら、契約中の携帯電話会社に縛られることなく、自由にスマホの契約が選べます。

2021年10月1日からSIMロックは原則禁止された

2021年10月1日からSIMロックは原則禁止されており、現在では携帯電話会社で販売中のほとんどのスマホがSIMフリーの状態です。

たとえばiPhoneの場合、iPhone 12以前はSIMロックがかかっていることがありますが、iPhone 13以降はすべてSIMフリーで販売されています。

そもそもSIMカードとは

SIMカード(Subscriber Identity Module Card)とは、契約者情報(固有番号や電話番号)が記録されたICカードのことです。SIMカードをスマホのSIMカードトレイに差し込み、契約情報を認証することで携帯電話回線が利用できます。

SIMの種類としては、サイズの異なるnanoSIM、microSIM、標準SIMの3種類の物理SIMカードのほかに「eSIM」があります。

eSIMは、SIMカードを挿入する代わりに、スマホに内蔵されたSIMに契約情報を書き込むものです。オンライン上で情報の書き込みができるため、Webで申し込みした場合でも最短即日などでスピード開通できます。

SIMカードについては、こちらをご確認ください。

SIMフリーに関する3つのメリット

SIMフリースマホを使うと、具体的には以下のようなメリットがあります。

・より多くの携帯電話会社から選べて、乗り換えやすくなる
・海外へ行ったとき、現地のSIMカードが使える
・デュアルSIMで使いやすくなる

上記を順番に解説します。

より多くの携帯電話会社から選べて、乗り換えやすくなる

SIMフリーであれば、契約中の携帯電話会社に縛られることがありません。

契約中の携帯電話会社でのプラン変更だけでなく、他社への乗り換えも含めて回線契約を見直しやすくなります。

乗り換えを検討すれば、さらに毎月の料金を節約できたり、もっと自分にあった契約が見つかったりする可能性があります。

海外へ行ったとき、現地のSIMカードが使える

出張や旅行で海外に渡航したとき、海外ローミングや海外Wi-Fi®レンタルではなく、現地対応のSIMカードを利用する人も増えています。

SIMフリースマホであれば、現地対応のSIMカードを利用して通話やデータ通信ができます。購入した海外SIMによっては、通話やデータ通信にかかる費用を節約できるでしょう。

楽天モバイルの海外ローミングについては、こちらをご確認ください。

デュアルSIMで使いやすくなる

デュアルSIMは、1台のスマホに2つのSIMをセットして、2つの回線を利用できる機能のことです。デュアルSIMに対応するスマホは近年増えています。

デュアルSIMは、2つの電話番号を使いわける、電波がつながりにくいときに回線を切り替える、通信障害に備えて予備の回線を保有するなど、幅広い使い方があります。

SIMフリースマホなら、他社回線を組み合わせることができ、デュアルSIMでの利用がしやすくなります。

SIMフリーに関する3つのデメリット

SIMフリースマホには以下のようなデメリットもあるため、利用する際は内容を把握しておきましょう。

・対応周波数や動作確認端末の確認が必要
・SIMフリーの持ち込みでは受けられないサポートがある
・購入の際はSIMの対応状況の確認が必要

上記を順番に解説します。

対応周波数や動作確認端末の確認が必要

各携帯電話会社の回線は、いくつかの決まった周波数で提供されています。

スマホが回線の主要な周波数に対応していない場合、電波がつながりづらい可能性があります。回線の周波数への対応状況は、事前に確認が必要です。

なお、元々SIMフリーで販売されているスマホは、携帯電話会社で購入してSIMロックを解除したスマホと比べると、対応する周波数が多い傾向にあります。

スマホの対応周波数は、メーカーや携帯電話会社のWebサイト内の各製品のスペックに関するページに記載されているので、事前に確認しておきましょう。

また、各携帯電話会社の動作確認端末であるかどうかも、事前に必ず確認しておきましょう。動作確認済み端末については、各携帯電話会社のWebサイトなどから確認できます。

楽天モバイルの動作確認済みスマホについては、こちらをご確認ください。

SIMフリーの持ち込みでは受けられないサポートがある

SIMフリーで購入したスマホを持ち込みして使う場合、携帯電話会社で購入した場合と異なり、修理の取り次ぎなど、携帯電話会社の故障時のサポートは受けられません。端末の保証オプションも自社で購入した端末に限られるものが多いので、注意しましょう。

SIMフリーで購入したスマホの故障の修理などは、基本的にはメーカーなどでの対応となります。購入の際には、事前に故障時の対応方法まで調べておくとよいでしょう。

購入の際はSIMの対応状況の確認が必要

スマホごとのSIMの対応状況は、SIMカード1枚のみに対応、SIMカードとeSIMがひとつずつ使える、SIMカードが2枚セットできるなど、さまざまです。

特にSIMフリースマホでデュアルSIMやeSIMを利用する際には、SIMカードやeSIMの対応状況を事前に確認しておきましょう。SIMの対応状況は、メーカーや携帯電話会社のWebサイト内、各製品のスペックに関するページに記載されています。

SIMフリースマホの選び方

SIMフリースマホを選ぶポイントは以下のとおりです。

・価格や機能性を比較する
・SIMカードやeSIMの対応を確認する
・対応している周波数を確認する

上記を順番に解説します。

価格や機能性を比較する

SIMフリースマホは種類によって以下の要素が異なります。

・価格
・カメラ性能
・バッテリー
・画面サイズ
・機能

スマホを選ぶ際は、利用用途やライフスタイルにあったものを選ぶことが重要です。

たとえば、仕事用のスマホを探しているなら、バッテリーの持続時間やオンライン会議のアプリをスムーズに利用できるかなどを重視し、個人用であれば高画質なディスプレイやオーディオなどをチェックします。

事前にスマホを購入する目的を明確にし、費用や機能を比較しながら最適なSIMフリースマホを選びましょう。

SIMカードやeSIMの対応を確認する

SIMフリースマホを購入する際には、SIMカードとeSIMの対応状況を確認します。

SIMカードはスマホに挿入して通信を行い、eSIMは本体に内蔵されたSIMを利用する仕組みです。

eSIMは契約者情報を書き換えることで携帯電話会社の乗り換えや機種変更を行いますが、すべてのSIMフリースマホがeSIMに対応しているわけではありません。

そのため、eSIMやデュアルSIMを活用したいと考えている方は購入前にSIMフリースマホがeSIMに対応しているか確認しましょう。

デュアルSIMについては、こちらをご確認ください。

対応している周波数を確認する

SIMフリースマホによって対応する周波数帯が異なり、すべての携帯電話会社のネットワークに適合するわけではありません。

特定の携帯電話会社で購入したSIMフリースマホが別の携帯電話会社の周波数帯に対応しておらず、乗り換えたのに通信できないケースがあります。

そのため、利用したい携帯電話会社の周波数帯に対応しているかSIMフリースマホの公式Webサイトで確認しましょう。

SIMフリースマホを入手する方法・注意点

SIMフリースマホを入手するには、以下の方法があります。

・携帯電話会社や家電量販店などでSIMフリースマホを購入する
・スマホのSIMロックを解除してSIMフリースマホにする

SIMフリースマホを入手する2つの方法について詳しく見ていきましょう。

携帯電話会社や家電量販店などでSIMフリースマホを購入する

SIMフリースマホは、携帯電話会社、メーカーの直販、家電量販店、中古販売店・フリマアプリなどで購入できます。

購入できる場所

特徴

携帯電話会社(オンライン・店舗)

・購入元の回線では特に安心して利用できる
・保証オプションやサポートが利用できる

メーカー直販(オンライン・店舗)

・純正アクセサリをセットで購入できる
・独自の特典が付くことがある

家電量販店(店舗・通販サイト)

・店員の方に相談ができる
・家電量販店のポイントが付くことがある

中古販売店・フリマアプリ

・新品に比べて安価に購入できる
・型落ちのスマホも選びやすい

携帯電話会社で販売されているスマホも、現在はほとんどがSIMフリーで販売されています。特にスマホを購入した携帯電話会社でそのまま利用する場合、対応バンドの心配がなく、安心して使えます。保証オプションや店舗でのサポートが利用できる点もメリットです。

また、メーカー公式Webサイトや家電量販店でも、SIMフリースマホが購入できます。

中古販売店・フリマアプリは、新品に比べて安価に購入でき、型落ちのスマホも選びやすい点がメリットです。ただし、特にフリマアプリで購入したスマホには、通常保証が付かないため、商品の状態はご自身でよく確認しておく必要があります。

SIMロックを解除してSIMフリースマホにする

携帯電話会社で購入したスマホをSIMフリースマホにするには、購入した携帯電話会社のWebサイトやショップ(店頭)でのSIMロック解除の手続きが必要です。WebサイトからSIMロック解除の手続きを行うと無料で解除できます。

NTTドコモの解除方法
KDDIの解除方法
ソフトバンクの解除方法

SIMロック解除については、こちらをご確認ください。

なお、iOS14以降を搭載したiPhoneの場合は、スマホの「設定」アプリから「一般」>「情報」の順に進むと「SIMロック」の項目でSIMのロックが解除されているかを確認できます。「SIMロックなし」と表示されている場合は、SIMロックが解除されています。

Android™のSIMのロックが解除されているかどうかを確認するためには、契約中の携帯電話会社へお問い合わせください。

SIMフリースマホでSIMカードを使うための手順

SIMフリースマホを利用するには、別途携帯電話会社と契約してSIMカードを用意する必要があります。

ここでは、SIMフリースマホで利用するSIMカード契約までの一般的な流れをご紹介します。

(1)SIMフリースマホが契約している携帯電話会社で使えるか確認する

自分のSIMフリースマホが契約している携帯電話会社で使えるかを確認しましょう。

まずは、メーカーやスマホを購入した携帯電話会社のWebサイトで対応している周波数帯を確認します。

次に、契約している携帯電話会社のWebサイトで利用したいSIMフリースマホが動作するか確認しましょう。

周波数帯と動作確認が問題なければ、次の手続きに進みます。

(2)SIMカードを契約する

SIMフリースマホの準備ができたら、続いてSIMカードの契約をします。SIMカードは携帯電話会社のショップやWebサイト、家電量販店やコンビニで契約・購入できます。

画面の指示に従って契約の手続きを済ませましょう。

(3)SIMカードが届いたら、入れ替えをして利用を開始

SIMカードを契約する際に物理的なSIMカードを選択したら、SIMカードが届くまで待ちます。

SIMカードが届いたら、スマホからSIMカードトレイを引き出し、SIMカードを挿入して、画面の指示に従って設定をしましょう。

SIMカードを入れ替える方法については、こちらをご確認ください。

契約時にeSIMを選んだ場合はスマホによって設定方法が異なります。最新のOSへのアップデートや特定のアプリのインストールなどが必要になるので、手順を確認しながら進めましょう。

eSIMの設定方法については、こちらをご確認ください。

SIMフリースマホで快適なスマホライフを過ごそう

SIMフリースマホであれば、携帯電話会社や携帯電話料金プランを自由に選ぶことができます。幅広い選択肢の中から自分にあったサービスが探せて、無駄のない料金プラン選びをできるのがSIMフリースマホの一番の魅力でしょう。

SIMフリースマホを購入する場合は、価格や機能性を比較し、対応しているSIMの種類や周波数帯などを確認しましょう。

また、SIMフリースマホを購入する際に、自分にあった携帯電話会社に乗り換えを検討するのもおすすめです。

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