MNP予約番号とは?取得方法と注意点、MNPワンストップについても解説
携帯電話会社の乗り換えについて調べていると、MNPやMNP予約番号という言葉を目にすることがあるかもしれません。
MNP(Mobile Number Portability)は、電話番号を変えることなく携帯電話会社の乗り換えができる制度で、乗り換えの際に「MNP予約番号」が必要になることがあります。
MNP予約番号は、オンラインや電話、店頭のいずれか取得が可能です。また、最近ではMNPワンストップによって、対象事業者間でMNP予約番号不要の乗り換えも可能になっています。
今回は、MNP予約番号の取得方法や取得の際の注意点、MNPワンストップなどについて解説します。
MNP予約番号とは?
MNP予約番号は、電話番号を引き継いで携帯電話会社を乗り換えるための10桁の番号です。
乗り換え前の携帯電話会社でMNP予約番号を発行し、乗り換え先の携帯電話会社に番号を申請することで、電話番号を引き継いて乗り換えができます。
MNP予約番号は無料で発行が可能です。
なお、2023年5月にMNPワンストップがスタートし、対象の事業者間では、MNP予約番号不要で乗り換えできるようになっています。(詳細は記事の後半で解説します。)
MNP予約番号を取得する3つの方法や流れ
MNP予約番号はオンラインや電話、店舗で発行が可能です。MNP予約番号の取得方法をそれぞれ見ていきましょう。
オンラインでMNP予約番号を取得する方法
各携帯電話会社の会員ページからMNP予約番号の取得が可能です。会員ページにログイン後、MNP予約番号の発行ページに進み、手続きを進めます。
NTTドコモ |
My docomoから手続き |
---|---|
au |
My auから手続き |
ソフトバンク |
My SoftBankから手続き |
ワイモバイル |
My Y!mobileから手続き |
UQモバイル |
My UQ mobileから手続き |
楽天モバイル |
my 楽天モバイルから手続き |
電話でMNP予約番号を取得する方法
各携帯電話会社のMNP予約番号発行の電話窓口から、電話での番号取得が可能です。
電話番号 |
営業時間 |
|
---|---|---|
NTTドコモ |
NTTドコモの携帯電話:局番なしの「151」 |
09:00~20:00 |
au |
携帯電話・一般電話共通:0077-75470 |
9:00~20:00 |
ソフトバンク |
ソフトバンクの携帯電話から:*5533 |
9:00~20:00 |
ワイモバイル |
携帯電話・一般電話共通:0800-222-8449 |
9:00~20:00 |
UQモバイル |
携帯電話・一般電話共通:0120-001-659 |
9:00~20:00 |
音声ガイダンスに従って操作を行い、MNP予約番号発行の手続きに進み、オペレーターに番号発行の旨を伝えて手続きします。
店頭でMNP予約番号を取得する方法
NTTドコモ、au、ソフトバンクなどでは、店頭でもMNP予約番号の発行を受け付けています。店舗検索から最寄りの店舗などを検索して、店頭で手続きを行いましょう。
なお、事前に来店予約をしておくと、少ない待ち時間で手続きが可能です。店舗検索のページから、各店舗のページに進むと来店予約ができます。
MNP予約番号を取得するときの注意点
ここまで、MNP予約番号の基礎知識を解説してきました。ほかにもMNP予約番号には手続きや費用で注意しておきたい点があります。
MNP予約番号を取得するときの注意点について見ていきましょう。
MNP予約番号の発行のみでは元の携帯電話会社を解約したことにはならない
MNP予約番号を発行しただけでは、現在ご利用中の携帯電話会社を解約したことにはなりません。
乗り換え先の携帯電話会社での開通手続きが完了した時点で、現在ご利用中の携帯電話会社との契約が自動的に解約されます。
MNP予約番号には有効期限がある
MNP予約番号には発行から15日間の有効期限があります。番号取得後はすみやかに乗り換えの申し込みを進めていきましょう。
なお、乗り換え先の携帯電話会社で、有効期限の残り日数が指定されている場合があるので注意が必要です。たとえば楽天モバイルにWebページから申し込みの場合、MNP有効期間が7日以上残っているMNP予約番号が必要となります。
MNPを含める新規契約時にかかる費用
MNPを含めて、新規契約時にかかる費用は以下のとおりです。
MNP転出手数料
MNP転出手数料は、2021年4月1日以降については原則無料となりました。
契約解除料(違約金)
「契約解除料(違約金)」は、現在ご利用中の携帯電話会社で契約中の料金プランを契約期間中に解約する場合に発生する料金です。
NTTドコモ、au、ソフトバンクでは以前は9,500円(税込10,450円)の契約解除料が設定されていましたが、現在はすべて無料となりました。
契約解除料が無料になったことで、以前よりも乗り換えがしやすくなっています。
詳しくは各社HPをご覧ください。
契約事務手数料
「契約事務手数料」は、乗り換え先の携帯電話会社で新規契約(乗り換えを含む)をするために支払う事務手数料です。金額は多くの携帯電話会社で3,000~4,000円程度となります。
MNPワンストップが2023年5月から開始
対象事業者間でMNP予約番号不要で、電話番号を引き継いで乗り換えができる「MNPワンストップ」が2023年5月に開始されています。
MNPワンストップを利用すると、事前に現在ご利用中の携帯電話会社でMNP予約番号を発行することなく、乗り換え先のWebサイトから手続きできます。
2024年5月16日時点での対応事業者は次のとおりです。
事業者名(サービス名) |
対応開始日 |
---|---|
NTTドコモ(ドコモ、ahamo) |
2023年5月24日 |
KDDI/沖縄セルラー電話(au、UQモバイル、povo) |
2023年5月24日 |
ソフトバンク(ソフトバンク、ワイモバイル、LINEMO) |
2023年5月24日 |
楽天モバイル |
2023年5月24日 |
日本通信(日本通信SIM) |
2023年5月24日 |
オプテージ(mineo) |
2023年7月3日 |
センターモバイル |
2023年12月1日 |
ゼロモバイル(LPモバイル) |
2023年12月1日 |
インターネットイニシアティブ(IIJmio) |
2024年3月26日 |
MNPでスマホの契約を見直そう
電話番号そのままで乗り換えをするためには、MNP予約番号またはMNPワンストップによる手続きで乗り換えを行います。
乗り換えを含めてスマホの契約を見直しすれば、今よりご自身にあった料金プランが利用できたり、料金が節約できたりする可能性があります。ぜひMNPの乗り換え方法を押さえて、スマホの料金プランの見直しを進めていきましょう。
なお、乗り換えの際にはあわせて機種変更も検討してみるのがおすすめです。
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