Googleレンズとは?iPhone・Android™での使い方やできることを紹介

Googleレンズとは?iPhone・Android™での使い方やできることを紹介
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2024.06.14

スマホがあればいつでも調べられる時代になりました。しかし、いざ調べたいものを見つけたときに、思いついた検索ワードで調べても求めていた情報にたどり着かない、そんな経験はありませんか。

Google レンズは、AIを活用して画像認識ができるアプリです。スマホのカメラレンズを通して写した画像やテキスト、スマホに保存した写真などを利用して、簡単に検索できます。

とても便利なGoogleレンズですが、利用するには対応しているアプリ、またはブラウザが必要になります。そこで今回は、Googleレンズの対応アプリや詳しい使い方を解説します。

目次

Googleレンズとは?基本機能と利用できるスマホ

Googleレンズは、カメラや画像を使って簡単に情報を検索できる無料のアプリです。スマホのカメラで撮影した画像や、すでに保存されている画像から、関連する情報を検索して表示できます。

たとえば散歩中に気になったきれいな花をGoogleレンズで撮って、花の名前や特徴を検索できるほか、店舗の看板を撮影すれば、営業時間や評価などの情報を検索できます。

さらに、Googleレンズは文字を認識して翻訳することも可能です。外国語の本や看板、メニューを撮影すると日本語に翻訳できるため、外国語の本を読むときや海外旅行でも役立ちます。

また、名刺を撮影することで、連絡先や情報を自動的にスマホの連絡先に取り込むこともでき、活用方法は多岐にわたります。

Googleレンズのアプリ以外にも、パソコンやスマホのブラウザからも利用でき、Android™だけでなくiPhoneでも使えるのもアプリの魅力のひとつといえるでしょう。

Googleレンズでできること

Googleレンズは、日々の疑問を解消する強い味方です。知りたいことがあったときにすぐに検索ができるGoogleレンズの、さまざまな機能を紹介します。

機能

できること

画像検索

カメラで撮影したものから情報を読み取り、検索する。
料理、建物、動物、植物、絵画、商品などが対象。

商品検索・スタイル検索

撮影した商品に関する情報(メーカー、ブランド、価格など)やレビュー、購入方法を検索。類似商品の提案も可能。
気になるファッションや家具などを撮影し、似たスタイルのアイテムを調べたいときに役立つ。

テキスト読み取り

画像中のテキストを認識し、テキスト化する。コピー&ペーストや翻訳、連絡先への保存などが可能。レシートや領収書の読み取り、名刺の情報を連絡先に保存する場面で活用できる。

翻訳機能

100以上の言語のテキストをリアルタイムで翻訳できる。画像に写った文字を翻訳し、翻訳後の文字をコピーしてスマートフォンやパソコンに貼り付けることも可能。

宿題モード

宿題を撮影して数式の解き方を表示できるほか、課題の内容を解決する情報を検索できる。数学、歴史、化学、生物、物理など、問題文のヒントを調べられる。

植物・動物識別

植物や動物の写真から種類を特定し、関連情報を提供。

周辺情報検索

ランドマークや観光名所の写真から、歴史的な情報を検索できる。ほかにもレストランやカフェなどの店舗の外観から、店舗の名前や口コミ、営業時間の確認も可能。

メニュー推薦

お店のメニューを撮影すると、Google マップのクチコミを参照して人気の料理を提案できる。

コードスキャン

QRコードをスキャンして情報を表示できる。
保存済みの写真からQRコードを読み取れるため、画面上に表示されているQRコードを読み取るときに便利。商品のバーコードをスキャンして、該当の商品を検索することも可能。

Googleレンズが使えるアプリは?

Googleレンズは、Googleレンズ公式アプリのほか、さまざまなアプリで利用できます。AndroidとiPhoneで対応アプリが異なるので、それぞれ見ていきましょう。

Googleレンズが使えるAndroidのアプリ

Androidの場合、以下の5種類のアプリからGoogleレンズを使えます。

  • Googleレンズ
  • Googleアプリ
  • Google Chrome
  • Googleフォト
  • Pixelカメラ

Googleレンズが使えるiPhoneのアプリ

iPhoneでGoogleレンズを使うためには、Googleレンズに対応しているアプリをインストールする必要があります。Googleレンズに対応しているアプリは、以下の3つです。

  • Googleフォト
  • Googleアプリ
  • Google Chrome

iPhoneにGoogleアプリがインストールされていない場合、SafariからGoogleレンズを利用しようとすると、App Storeに遷移します。

Googleレンズを使うためには、Googleフォト、Googleアプリ、Google Chromeのいずれかのアプリが必要になるため、App Storeからインストールしましょう。

Googleレンズの使い方

Googleレンズを使う方法は、アプリによって異なります。それぞれのアプリの使い方を見ていきましょう。

AndroidのGoogleレンズを使う方法

AndroidのスマホでGoogleレンズ公式アプリを起動すると、以下のような画面が表示されます。保存済みの画像を選ぶときは、下部に表示された画像からタップして選択すると、画像の内容を読み取って検索されます。新しく写真を撮って検索したいときは、「カメラで検索」をタップするとカメラ部分が以下のように広く表示されます。検索したいものが枠の中に入るように位置を合わせ、シャッターボタンをタップすると、検索結果が表示されます。翻訳したい場合は、「翻訳」をタップしてカメラを向けると、リアルタイムで翻訳が実行されます。原文と翻訳する言語を選ぶ場合は上部の言語をタップしてください。

また、翻訳した内容を保存したい場合は下部の「文A」と書かれたボタンをタップすると、画像として保存されます。学生の方で宿題のヒントが必要なときは、「宿題」をタップして問題にカメラを向け、シャッターを切ると、数式や歴史などのヒントが表示されます。

AndroidのGoogleアプリからGoogleレンズを使う方法

Googleアプリを起動後、検索ウィンドウの右端にあるカメラのアイコンをタップすると、Googleレンズが起動します。

AndroidのGoogle ChromeからGoogleレンズを使う方法

Google Chromeを起動後、検索ウィンドウの右端にあるカメラのアイコンをタップすると、Googleレンズが起動します。

AndroidのGoogleフォトからGoogleレンズを使う方法

Googleフォトアプリで画像を表示し、「レンズ」をタップすると、Googleレンズが起動します。

AndroidのPixelカメラからGoogleレンズを使う方法

Pixelカメラアプリの画面で撮影した画像のサムネイルをタップすると、画像の詳細が表示されます。「レンズ」をタップするとGoogleレンズが起動します。

iPhoneのGoogleフォトからGoogleレンズを使う方法

iPhoneでGoogleフォトを使うには、App StoreからGoogleフォト公式アプリのダウンロードが必要です。あらかじめGoogleフォト公式アプリをインストールしましょう。

Googleフォトのインストールが完了したら、Googleフォトを起動して、調べたい画像を選択してください。画面の下部に表示される「レンズ」をタップします。

選択した画像の検索結果が表示されます。もし翻訳をしたい場合は、左にスワイプして「翻訳」を選択すると写真に写った文字を翻訳できます。

iPhoneのGoogleアプリからGoogleレンズを使う方法

iPhoneでGoogleアプリを使うには、App StoreからGoogleアプリのダウンロードが必要です。Googleアプリをインストールしましょう。

インストール完了後、Googleアプリが起動します。画面上部の「カメラ」のアイコンをタップしてください。
次に「カメラで検索」、または「任意の画像で検索」を選択する画面になります。今すぐカメラで検索したい場合は「カメラで検索」、保存済みの写真で検索する場合は「アクセスを許可」をタップしてください。

「カメラで検索」をタップすると、以下の画面が表示されます。「続行」をタップしてください。

次にGoogleレンズが起動します。調べたいものにカメラをかざし、画面下部の「シャッターボタン」をタップすると検索結果が表示されます。翻訳をしたい場合は画面下部の「翻訳」、宿題のヒントを検索したい場合は「宿題」をタップしましょう。
保存済みの写真から検索する場合は、「任意の画像で検索」の下部にある「アクセスを許可」をタップします。
初回のみ「“Google”から写真ライブラリにアクセスしようとしています」という画面が表示されます。アプリからのアクセスに問題なければ「フルアクセスを許可」をタップしてください。次に画像を選択する画面になります。「スクリーンショット」、または「すべての画像」から検索したい画像を選択しましょう。以下のように、画像から検索結果が表示されます。保存済みの写真を翻訳したい場合は「翻訳」、宿題のヒントを調べたい場合は「宿題」をタップしてください。

iPhoneのGoogle ChromeからGoogleレンズを使う方法

iPhoneでGoogle Chromeを使うには、App StoreからGoogle Chromeのダウンロードが必要です。

Google Chromeのインストールが完了後、Google Chromeを起動します。画面上部の「カメラ」のアイコンをタップしてください。Googleレンズが起動します。カメラをかざして翻訳したい場合は「翻訳」、宿題のヒントを調べたい場合は「宿題」をタップしてください。

Googleレンズを使うときの注意点

Googleレンズは便利なアプリですが、使うときにいくつか注意したいポイントがあります。それぞれ見ていきましょう。

認識精度と情報の信頼性に注意する

Googleレンズは画像認識技術を用いていますが、常に完璧な結果を得られるとは限りません。

暗い場所や光の反射が強い場所での撮影、複雑な模様やデザインの画像などは認識精度が低くなる可能性があるため、なるべく明るく、くっきりと写っている写真を使いましょう。

また、Googleの検索結果や文字認識による自動翻訳を表示していますが、表示される情報が正確とは限りません。Googleレンズで調べた情報が、正しい情報か、確かめて利用してください。

iPhone 6Sより以前のモデルでは利用できない

Googleレンズを使う場合、iPhone本体がiOS 15.0以降に対応していなければなりません。iPhone 6Sよりも前に発売されたiPhoneはiOS 15に対応していないため、iPhone 6S以降のモデルで利用してください。

データ利用量に注意する

Googleレンズは、検索するときにインターネットに接続する必要があります。画像のサイズや画質によって異なりますが、1枚の画像を検索するときに、数MB~数十MBほどのデータ利用量を消費します。

料金プランのデータ利用量が少ないときは、Wi-Fi®に接続して利用するなど、データ利用量の残量に注意しましょう。

Googleレンズを使って気になるものを調べてみよう

Googleレンズを使うと、気になったものをその場で調べられます。海外旅行中に道案内やメニュー、展示物の解説などをGoogleレンズで翻訳したり、散歩中に気になった花を検索したり、公園で見かけた犬の種類など、さまざまな調べものに利用できます。

宿題で出された難しい数式なども、解き方のヒントを教えてくれるなど、日々のさまざまな場面で役立ちます。

しかし、Googleレンズを使って検索するにはインターネットに接続している必要があり、文字の検索よりも多くのデータ利用量を消費します。

Googleレンズを思い切り利用したいと思ったら、料金プランの見直しや携帯電話会社の乗り換えも検討してみてはいかがでしょうか。

※Wi-Fiは、Wi-Fi Allianceの登録商標です。
※QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です。

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