アクセスポイントとは?Wi-Fiルーターや無線LANとの違い、設定方法を解説

アクセスポイントとは?Wi-Fiルーターや無線LANとの違い、設定方法を解説
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2024.12.18

アクセスポイントという言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

アクセスポイントはスマホやパソコンなどをWi-Fi®接続するのに欠かせない存在です。アクセスポイントに接続する方法や接続できないときの対処法を解説します。

また、法人用アクセスポイントのメリットも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

目次

Wi-Fiのアクセスポイントとは

アクセスポイントとは、有線LANと無線LANを変換する機器のことです。

有線LANでは、接続できるインターネットデバイスの数は接続口であるポートの数に限られます。また、ケーブルを邪魔に感じる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、アクセスポイントがあるとWi-Fi接続できるため、多くのインターネットデバイスを同時に利用できるようになります。接続するケーブルも必要ないため、部屋がすっきり見えるでしょう。

ルーターとの違い

ルーターとは、インターネットにつなぐための機器です。アクセスポイントだけではインターネットには接続できませんが、ルーターを組み合わせることでインターネットに接続できるようになります。

なお、無線LANルーターとは、ルーターとアクセスポイントの両方の機能を持つ機器です。無線LANルーターやWi-Fiルーターとも呼ばれます。

無線LANルーター1台あれば、Wi-Fi経由でインターネットに接続できるようになります。

無線LANとの違い

無線LANは「ワイヤレスLAN」や「Wi-Fi」とも呼ばれます。簡単にいえば、ケーブルを使わず構築されるLocal Area Network(LAN:比較的狭い、限られた範囲のネットワーク)です。

無線LANを利用すると、アクセスポイントを介してパソコンやプリンタなどのデバイスが相互に接続され、ファイルを共有したり、プリンタやインターネットに接続したりできます。

アクセスポイントの接続方法

アクセスポイントに接続すると、Wi-Fiを利用できるようになります。

これにより、スマホのモバイルデータ通信を使用せずにインターネットを利用できるため、携帯電話会社の通信料金を抑えることが可能です。

アクセスポイントへの接続は、OSによって異なります。各接続方法を紹介します。

iPhoneの場合

iPhoneをお使いの場合は、以下の手順でアクセスポイントに接続してください。

1.「設定」を開く
2.「Wi-Fi」をオンにする
3.ネットワーク名を選択し、パスワードを入力する

パスワードを入力する際に、利用規約への同意を求められることがあります。チェックボックスにチェックを入れたり、「同意」をタップしたりしてください。

Android™の場合

Androidをお使いの場合は、以下の手順でアクセスポイントに接続してください。

1.「設定」を開く
2.「ネットワークとインターネット」をタップする
3.「インターネット」⇒「Wi-Fi」をオンにする
4.ネットワーク名を選択し、パスワードを入力する

デバイスによっては手順が異なることがあります。また、利用規約への同意を求められたときは、適切に対応してください。

Macの場合

Macをお使いの場合は、以下の手順でアクセスポイントに接続してください。

1.Wi-Fiメニューをクリックする
2.「Wi-Fi」をオンにする
3.ネットワーク名を選択し、パスワードを入力する

Windowsの場合

Windowsをお使いの場合は、以下の手順でアクセスポイントに接続してください。

1.ネットワークのアイコンをクリックする
2.Wi-Fiアイコンの右側の「>」をクリックする
3.「Wi-Fi」をオンにする
4.ネットワーク名を選択し、パスワードを入力する

Windowsのバージョンによっては、手順が異なることもあります。

アクセスポイントに接続できない原因と対処法

アクセスポイントに接続できないときや、設定してもWi-Fiを利用できないときもあります。

接続やWi-Fi利用ができないときの対処法を紹介します。ぜひ試してみてください。

アクセスポイントとの距離や障害物を確認する

アクセスポイントから距離が離れすぎているときは、接続できない可能性があります。アクセスポイントに近づいてから、再度設定してください。

また、距離は離れていなくても、アクセスポイントとインターネットデバイスの間に障害物があるときは接続できない可能性があります。窓やドアを開けたり、障害物を取り除いたりしてみてください。

間に家電があるときは、電波干渉が起こってアクセスできない可能性があります。

たとえば、電子レンジなどの電波を発生する家電は電波干渉が起こりやすくなります。アクセスポイントの位置を変えてみてください。

ファームウェアを更新する

ファームウェアとは、ハードウェアを動かすソフトウェアのことです。無線LANルーターやルーターのファームウェアが最新の状態でないときは、アクセスポイントに接続できないことがあります。

ルーターのメーカー公式Webサイトを確認し、ファームウェアのアップデートが必要か調べてください。

なお、最新の状態にアップデートすると、新しい機能が使えるようになったり、セキュリティが強化されたりすることがあります。普段からこまめにルーターのメーカー公式Webサイトにアクセスし、アップデート情報を入手するようにしましょう。

アクセスポイントを再起動する

アクセスポイントを再起動させることで、トラブルが解決できることがあります。一度、電源を抜いて、再起動してみてください。

なお、アクセスポイントにトラブルが起こっている場合は、登録した情報がリセットされる可能性があります。

利用開始時に入力したパスワードなどを再度入力する必要が生じることもあるため、再起動する前に確認しておきましょう。

また、アクセスポイントに熱がこもっている可能性があります。再起動する前に電源を抜き、放電させておくようにしましょう。

アクセスポイントの設定を見直す

ネットワーク名を非表示にしているときや、接続できる機器を制限しているときは、アクセスポイントが急に接続できなくなる可能性があります。

一度、アクセスポイントの設定を見直してみてください。ネットワーク名を表示し、接続できる機器の制限を緩めることで、アクセスポイントに接続できるようになることがあります。

アクセスポイントを利用するメリットとデメリット

アクセスポイントを利用することには、メリットもありますがデメリットもあります。

代表的なメリットとデメリットを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

メリット

アクセスポイントを利用して、Wi-Fi環境を構築できます。

また、複数のインターネットデバイスを同時に利用できるようになるのもメリットです。

インターネットを利用する機器は増え続けています。スマホやパソコンだけでなく、ゲーム機やスマートリモコン、IoT家電などもあります。便利に生活するためにも、アクセスポイントでWi-Fi環境を構築しておきましょう。

デメリット

Wi-Fiは有線接続に比べると不安定なため、突然接続が切れたり、通信速度が遅くなったりすることがあります。使っていないインターネットデバイスはWi-Fi接続を切っておくようにしてください。

また、情報収集を目的とした悪意のあるフリーアクセスポイントもあります。公共の場所や飲食店などでフリーアクセスポイントを利用するときは、本当に信用できるか確認してから接続するようにしましょう。

法人用アクセスポイントを利用するメリットとデメリット

個人用のアクセスポイントは、同時接続台数が法人用アクセスポイントと比べると少ない傾向にあります。インターネットデバイスが多いときは、法人用アクセスポイントも検討してみてはいかがでしょうか。

ただし、法人用アクセスポイントは電波が届く範囲が広くなるため、屋外を歩く人や近隣の人々も利用するようになるかもしれません。

フリーアクセスの設定はかけず、パスワードを入力した場合のみ利用できるようにするのはもちろんのこと、セキュリティ対策も強化してください。

アクセスポイントを安全に利用する方法

フリーアクセスポイントを利用すると、個人情報の流出やウイルス感染のリスクがあります。

屋外にインターネットデバイスを持ち出す場合は、自動Wi-Fi接続機能はオフにし、信頼できるアクセスポイントのみ利用するようにしてください。

アクセスポイントを使いこなそう

アクセスポイントがあると、自宅でも簡単にWi-Fi環境を構築できます。複数のインターネットデバイスを同時に利用できるようになるため、生活が便利になります。

ただし、フリーアクセスポイントには注意が必要です。信頼できるか疑わしいときは利用しないようにしてください。

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