Google パスワード マネージャーの使い方を紹介!安全に利用するポイントも解説

Webサイトやアプリなどへの新規登録のためにID・パスワードを設定する機会が多い場合は、Google パスワード マネージャーを利用すると便利です。
Google パスワード マネージャーを利用すれば、安全なパスワードを自動で生成したうえでまとめて管理できます。
今回は、Google パスワード マネージャーのメリットや利用するための設定手順などを詳しく解説します。
※項目名や操作手順は、アプリバージョンやOSバージョン、製品によって異なる可能性があります。詳しくは各公式Webサイトをご確認ください。今回は、Xiaomi 13T Pro、iPhone15をもとに紹介します。
Google パスワード マネージャーとは
Google パスワード マネージャーは、インターネット上で利用しているIDやパスワードを管理できるGoogleのサービスです。Webサイトやアプリなどへの新規登録時にID・パスワードを設定する際、安全なパスワードを自動で生成し、保存することができます。
保存したIDやパスワードはGoogle アカウントに保存され、Google アカウントにログインした状態でパスワードの入力画面を開くと自動入力されます。
Google パスワード マネージャーは、スマホやパソコンなどさまざまな製品で利用可能です。Google パスワード マネージャーを利用しているGoogle アカウントにログインしていれば、どの製品からでもパスワードの作成や保存、自動入力などが行えます。
Google パスワード マネージャーを利用するメリット
Google パスワード マネージャーを利用するメリットは以下のとおりです。
- パスワードを覚える必要がなくなる
- 安全なパスワードを簡単に作成できる
- 不正なアクセスを防ぎやすい
それぞれメリットを詳しく紹介します。
パスワードを覚える必要がなくなる
パスワードはセキュリティを重視して設定することが重要です。推測されやすいパスワードを設定したり、複数のWebサイトやアプリで同じパスワードを使い回したりすると、第三者による不正ログインのリスクが高まります。
不正ログインのリスクを軽減するには、サービスごとに異なる複雑なパスワードを設定する必要がありますが、複雑なパスワードをすべて覚えるのは難しいものです。パスワードを忘れてしまい、スムーズにログインできなくなることもあるでしょう。
しかし、Google パスワード マネージャーを利用すれば、保存されたパスワードが自動入力されるため、複雑なパスワードを覚える必要がなくなります。
安全なパスワードを簡単に作成できる
自分でパスワードを作成する場合、複雑なパスワードを設定しようとしても思いつかないことがあります。
Google パスワード マネージャーを利用することで安全なパスワードが自動生成されるため、自分でパスワードを考える必要がありません。
不正なアクセスを防ぎやすい
Google パスワード マネージャーで保存したパスワードは、Googleによって暗号化(第三者に解読されないよう特別なデータ形式に変換すること)されたうえでGoogleのセキュリティ機能によって保護されます。そのため、第三者にパスワードの情報を盗まれてしまう可能性が低いです。
また、パスワードの漏洩が疑われる場合は、利用中のパスワードが安全ではない旨がGoogleから通知されます。通知後に該当のパスワードを変更することで、パスワードの漏洩による不正アクセスのリスクを軽減できます。
スマホでGoogle パスワード マネージャーを利用するための設定手順
Google パスワード マネージャーをスマホで利用するためには、まずGoogle パスワード マネージャーの機能を利用できる状態に設定する必要があります。
以下では、Google パスワード マネージャーを利用するための設定手順をAndroid™スマホとiPhoneにわけて紹介します。
Android™スマホでGoogle パスワード マネージャーを利用するための設定手順
AndroidスマホでGoogle パスワード マネージャーを利用するための設定手順は、機種によってやや異なります。
以下では、Xiaomi 13T Proを例にGoogle パスワード マネージャーを利用するための設定手順を紹介します。
1.「設定」アプリを開く
2.「追加設定」>「言語と入力」>「パスワードとアカウント」の順にタップする

3.「Google」をタップし、表示されたブラウザ一覧から「Google」をタップする
4.「優先的に使用するサービスをGoogleに変更しますか?」と表示された画面で「変更」をタップする
iPhoneでGoogle パスワード マネージャーを利用するための設定手順
Google パスワード マネージャーの機能はiPhoneでも利用可能です。以下では、iPhone 15を例にGoogle パスワード マネージャーを利用するための設定手順を紹介します。
1.App StoreからGoogle Chromeをインストールする
2.Google Chromeを開き、Google アカウントでログインする
3.Google Chromeに表示されている「…」のマークをタップする
4.「設定」をタップする
5.項目内に表示されているGoogle アカウントをタップする
6.「パスワードとパスキー」の項目を確認し、オフになっている場合はオンにする
7.iPhoneの「設定」アプリを開く
8.「一般」>「自動入力とパスワード」の順にタップする

9.「パスワードとパスキーを自動入力」のスイッチをタップしてオンにする
10.「自動入力の取得元」にある「Chrome」のスイッチをタップしてオンにする

Google パスワード マネージャーの使い方
スマホでGoogle パスワード マネージャーを使いこなすためにも、詳しい使い方を把握しておきましょう。Google パスワード マネージャーでは、主に以下のような機能が利用できます。
- パスワードを自動生成・保存する
- IDやパスワードを自動入力する
- 保存したIDやパスワードを確認する
- 保存したIDやパスワードを編集・削除する
- 保存したパスワードのセキュリティ性を確認する
それぞれ詳しく紹介します。
パスワードを自動生成・保存する
Google パスワード マネージャーでは、Webサイトやアプリへの新規登録時などに設定が必要なパスワードを自動生成・保存できます。Google パスワード マネージャーでパスワードを自動生成・保存する手順は以下のとおりです。
1.Webサイトやアプリのアカウント作成画面・新規登録画面を開く
2.パスワードの入力欄をタップする
3.キーボード上部に表示されている「安全なパスワードを自動生成」をタップする

4.「パスワードを使用」をタップする
5.「パスワードを保存しました」のメッセージが表示され、パスワードが保存される
IDやパスワードを自動入力する
Google パスワード マネージャーで保存したIDやパスワードは、パスワード入力欄で自動入力できます。IDやパスワードを自動入力してWebサイトやアプリにログインする手順は以下のとおりです。
1.Webサイトやアプリのログイン画面を開く
2.IDまたはパスワード入力欄をタップする
3.「保存したパスワードを使用しますか?」と表示された画面で「ログイン」をタップする

保存したIDやパスワードを確認する
Google パスワード マネージャーで保存したIDやパスワードは、後から確認することが可能です。保存したIDやパスワードをスマホで確認する手順は以下のとおりです。
1.Google Chromeを開き、Google パスワード マネージャーを利用しているGoogle アカウントでログインする
2.画面右上にある「︙」(または右下の「…」)のアイコンをタップする
3.「設定」>「Google パスワード マネージャー」の順にタップする

4.ID・パスワードを確認したいWebサイトやアプリ名をタップする(設定によってはスマホ本体のパスワード(ロック画面解除用のパスワード)の入力を求められる場合がある)
5.パスワードの上に表示されているIDを確認する
6.目の形のマークをタップし、表示されたパスワードを確認する
保存したIDやパスワードを編集・削除する
Google パスワード マネージャーで保存したIDやパスワードは、確認画面で編集・削除することもできます。保存したIDやパスワードを編集・削除する手順は以下のとおりです。
1.Google Chromeを開き、Google パスワード マネージャーを利用しているGoogle アカウントでログインする
2.画面右上にある「︙」(または右下の「…」)のアイコンをタップする
3.「設定」>「Google パスワード マネージャー」の順にタップする
4.ログイン情報を編集・削除したいWebサイトやアプリ名をタップする
5.編集したい場合は「編集」、削除したい場合は「削除」をタップする

6.編集する場合は編集画面からIDやパスワードを編集し、右上の「保存」をタップする
7.削除する場合は「〇〇のパスワードを削除しますか?」と表示された画面で「削除」をタップする
なお、上記の方法で編集できるのは、「Google アカウントに保存されている」IDやパスワードです。
Google パスワード マネージャーは、IDやパスワードを安全に管理したり、複雑なパスワードを設定したりする場合に役立ちますが、ログイン情報としてのIDやパスワードを変更する機能はありません。
仮にGoogle パスワード マネージャーでIDやパスワードを編集しても、Webサイトやアプリ側のログイン情報は変更されません。そのため、IDやパスワードを変更したい場合は、Webサイトやアプリ側で変更手続きを行う必要があります。
保存したパスワードのセキュリティ性を確認する
Google パスワード マネージャーでは、保存しているパスワードのセキュリティ性に問題ないかどうかを確認することもできます。保存したパスワードのセキュリティ性を確認する手順は以下のとおりです。
1.Google Chromeを開き、Google パスワード マネージャーを利用しているGoogle アカウントでログインする
2.画面右上にある「︙」(または右下の「…」)のアイコンをタップする
3.「設定」>「Google パスワード マネージャー」の順にタップする
4.画面下の項目から「チェックアップ」をタップする
チェックアップをタップした後に表示される画面では、以下3つの項目を確認できます。
- 不正使用されたパスワードの有無や件数
- 使い回しているパスワードの有無や件数
- 脆弱なパスワードの有無や件数
使い回しているパスワードや脆弱なパスワードをそのまま使う場合、不正アクセスのリスクが高まるので注意が必要です。チェックアップの画面で使い回しているパスワードや脆弱なパスワードを見つけた場合は、別のパスワードに変更しましょう。
Google パスワード マネージャーをより安全に利用するポイント

Google パスワード マネージャーで生成したパスワードは、Google アカウントに紐づけて保存されます。そのため、万が一Google アカウントに不正ログインされると、保存されているすべてのパスワードが一度に流出する危険性があります。
ログイン情報を一元管理しているため、Google アカウントが不正ログインされた場合、ネットバンキングやSNS、ショッピングサイトなど複数のサービスへの不正利用につながる可能性があります。
このような不正ログインによるパスワード流出のリスクを抑えるためには、Googleの2段階認証プロセスを有効にしておくことが重要です。
Googleの2段階認証プロセスとは、Googleへのログイン時にパスワードの入力に加えて追加の認証方法を設定できる機能のことです。
追加の認証が必要になることで不正ログインのリスクが抑えられ、より安全にGoogle パスワード マネージャーを利用できるようになります。
Google Chromeから2段階認証プロセスを設定する手順は、以下のとおりです。
1.Google Chromeを開き、2段階認証プロセスを設定したいGoogle アカウントでログインする
2.画面右上にある「︙」(または右下の「…」)のアイコンをタップする
3.「設定」をタップする
4.項目内に表示されているGoogle アカウントをタップする
5.「Google アカウントの管理」をタップする
6.「セキュリティとログイン」>「2段階認証プロセス」の順にタップする
7.画面下にある「2段階認証プロセスを有効にする」をタップする
8.追加の認証方法を設定する
Google パスワード マネージャー以外にもパスワード管理ツールはある?
インターネット上で利用しているパスワードを管理するツールは、今回紹介したGoogle パスワード マネージャー以外にも存在します。
たとえば、Androidスマホの場合、パスワードの保存や自動入力など、Google パスワード マネージャーと同じような機能を持つパスワード管理アプリを利用できます。
具体的な機能や料金はアプリごとに異なりますが、有料版はより幅広い機能を利用できる傾向にあります。コストが気になる場合は、無料で利用できるGoogle パスワード マネージャーを使い続けることも検討しましょう。
また、Google パスワード マネージャー以外のツールでパスワードを管理する場合は、機能や料金だけでなく、セキュリティ性の高さも重視して選びましょう。不正アクセスを防ぐためには、セキュリティ性の高いツールを利用することが望ましいです。
Google パスワード マネージャーの使い方を覚えてログイン情報を安全に管理しよう
Google パスワード マネージャーを利用することで、パスワードを手軽に作成・管理できます。安全性の高い複雑なパスワードを自動生成してくれるため、不正アクセスのリスクも抑えやすくなるでしょう。
ただし、使っているスマホが古い場合、パスワードの管理方法に気を付けていてもセキュリティリスクが高まる可能性があるので注意が必要です。
スマホのOS(スマホを動かすための基本ソフト)は、必要に応じてセキュリティ強化のためのアップデートが行われます。しかし、古いスマホはOSのサポート期間が終了していることがあり、その場合は最新のOSにアップデートできなくなってしまうためです。
セキュリティ強化のためのアップデートができなくなると、セキュリティの脆弱性を突かれて不正アクセスされるリスクが高まります。そのため、スマホが古い場合は新しいスマホに買い替えることも検討しましょう。
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