Wi-Fi®の通信速度が遅い原因は?今すぐできる対処法を紹介

Wi-Fi®の通信速度が遅い原因は?今すぐできる対処法を紹介
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2024.03.27

Wi-Fi®の通信速度が遅いときは、なんらかの原因があると考えられます。Wi-Fiルーターの再起動や設置場所の変更など、原因にあわせた対処法によって通信速度を改善できることがあります。

インターネットにつながりにくくなって困っている方は、主な原因と対処法を確認して試してみましょう。

また、Wi-Fiルーターの種類にはホームルーターとモバイルルーターがありますが、今回はホームルーターの通信速度が遅いときに考えられる原因と対処法を紹介します。ぜひ参考にして、快適なWi-Fi環境を整えてください。

目次

Wi-Fiの通信速度が遅い5つの原因

Wi-Fiの通信速度が遅いときの原因は、大きく分けて通信会社側のトラブルと、自宅のWi-Fi環境に問題がある場合の2つが考えられます。

まずは通信会社のホームページにアクセスし、お知らせが掲載されていないか確認してみましょう。通信速度が遅い原因が通信会社側にないときは、次の原因が考えられます。

  1. Wi-Fiルーターと端末の間に障害物がある
  2. Wi-Fiルーターに複数の端末を接続している
  3. 電波干渉が起こっている
  4. Wi-Fiルーターが故障している
  5. IPv4方式で接続している

いずれもその場で確認できます。各原因を見ていきましょう。

【原因1】Wi-Fiルーターと端末の間に障害物がある

Wi-Fiルーターと端末の間に障害物があると、通信が不安定になり結果としてインターネットに接続しにくくなります。通信を阻害するようなものが置いていないか確認してみましょう。

また、Wi-Fiルーターと端末が離れすぎているときも電波が届きにくくなります。

【原因2】Wi-Fiルーターに複数の端末を接続している

1台のWi-Fiルーターに接続している端末が増えるほど、通信速度は遅くなります。利用中のWi-Fiルーターにいくつの端末を接続しているか、確認してみてください。

また、Wi-Fiルーターによって同時接続できる端末の上限数が異なります。Wi-Fiルーターの最大接続数も確認しておきましょう。

【原因3】電波干渉が起こっている

家電の中には、電波を発するものがあります。たとえば、コードレスフォンや電子レンジなどの家電から発された電波がWi-Fiルーターが発する電波に干渉し、通信速度が遅くなる可能性も想定されるでしょう。

Wi-Fiルーターを2台以上設置している場合は、Wi-Fiルーター間で電波干渉が起こることがあります。ただし、自宅内だけでなく隣家のWi-Fiルーターが干渉するケースもあるため、原因がすぐに特定できないかもしれません。

【原因4】Wi-Fiルーターが故障している

不具合を示すエラーランプが点灯している場合、Wi-Fiルーターが故障している可能性があります。

また、Wi-Fiルーターは常時電源につないでいるため、故障していなくても熱暴走を起こす可能性があります。ルーター本体が高熱を帯びていないか確認してみましょう。

【原因5】IPv4方式で接続している

IPv4方式(Internet Protocol Version4)は、従来型のインターネット通信の接続方式です。次世代型の接続方式であるIPv6方式と比べると通信容量が少なく、混雑しやすい傾向にあります。Wi-Fiルーターとプロバイダーの接続方式がIPv4ではないか確認してみてください。

なお、プロバイダーがIPv6方式に対応していても、Wi-Fiルーターと端末がIPv6方式に対応していない場合は、IPv6方式で接続されません。

またプロバイダーが対応していても、IPv6のオプション契約が必要なケースがあります。プロバイダーとWi-Fiルーターの両方が対応していることを確認してください。

Wi-Fiの通信速度が遅いときに実践したい対処法

Wi-Fiの通信速度が遅いときは、次の対処法で改善できることがあります。

  • Wi-Fiルーターの設置場所を変更する
  • Wi-Fiルーターに接続する端末を減らす
  • 5GHzに切り替える
  • Wi-Fiルーターを再起動する
  • IPv6方式で接続する

Wi-Fiの通信速度が遅い原因を特定してから対処策を実施するのが理想的ですが、原因が分からないときは各対処法を順に試してみてください。

Wi-Fiルーターの設置場所を変更する

Wi-Fiルーターと端末の間に障害物がある場合は、障害物がインターネット通信を阻害していると考えられます。

障害物による阻害を防ぐためには、家の高いところや中央に置くのがよいでしょう。また、ルーターの近くであれば高速通信ができる場合は、ルーター自体に問題はないと考えられます。その際は家具を移動する、中継機を導入するなどの対策もおすすめです。

Wi-Fiルーターに接続する端末を減らす

Wi-Fiルーターに接続する端末を減らすと、通信速度を改善できることがあります。使っていない端末でも、Wi-FiがONになっていると通信速度を低下させる原因になります。電源を切るか、Wi-FiをOFFにしてください。

パソコンやスマートフォン、スマートスピーカー、ゲーム機など、インターネットに接続して利用する端末が多く、どの電源も切れないときもあるかもしれません。

常に利用する端末が多い場合は、インターネット通信そのものを見直すのもひとつの方法です。現在よりも高速な通信プランへ変更したり、同時接続できる端末の上限数が多いWi-Fiルーターにしたりすれば、複数の端末を同時接続しても通信速度を確保しやすくなります。

5GHzに切り替える

インターネット通信に無線接続する場合、2.4GHzと5GHzのいずれかの周波数帯を利用することが一般的です。2.4GHzは家電製品など多くの通信機器が使う周波数帯のため、混雑する傾向にあります。5GHzに切り替えられる場合は、切り替えてみましょう。

なお、新たな周波数帯として6GHzを利用できるWi-Fiルーター(Wi-Fiの規格は「Wi-Fi 6E」)もあります。まだWi-Fi 6Eに対応している製品は多いとはいえませんが、確認してみてください。

また、電波干渉が起こっている可能性もあります。周波数帯を切り替えなくても、電波を発生する機器をWi-Fiルーターから離すだけでも通信速度が改善されることもあるため、試してみてください。

Wi-Fiルーターを再起動する

Wi-Fiルーターのトラブルは、再起動により解消できることがあります。一度コンセントを抜いて、数分待機してから再度電源をつないでみてください。

再起動してもエラーランプが点灯したままの場合は、Wi-Fiルーターが故障していると考えられます。買い替えや修理を検討しましょう。

また、最新のファームウェアに更新することで、Wi-Fiルーターの不具合が改善されたり新機能が追加されたりすることがあります。再起動してもつながりにくい場合は試してみましょう。

IPv6方式で接続する

IPv4方式で接続している場合は、インターネットサービスをIPv6方式に切り替えてください。

ただし、Wi-Fiルーターとプロバイダーの両方がIPv6に対応していない場合は、IPv6方式の通信は利用できません。IPv6方式に対応した通信回線に契約し、IPv6方式に対応したWi-Fiルーターを利用しましょう。

なお、Wi-Fiルーターの接続方式やスペックは、常に進化しています。快適にインターネット通信を利用するためにも、数年に一度は買い替えるとよいでしょう。

Wi-Fiの通信速度が改善されないときは?

前述した対処法を実施しても通信速度が改善されず、恒常的に速度の低下がみられるときは、インターネットサービスそのものを見直す必要があります。次の3つを確認してから、乗り換えを検討しましょう。

  • 通信速度
  • 通信方式
  • サービスエリア

通信速度が速いほど、快適なインターネット通信を期待できます。ただし、通信会社で公表している通信速度は理論上の最大速度のため、実際の通信速度とは異なります。契約者の口コミなどもチェックしてから選びましょう。

IPv6方式に対応していることも確認してください。利用環境によっては、従来型のIPv4では快適にインターネット通信を利用できない可能性があります。

また、通信会社によってサービスエリアが異なる点にも注意が必要です。複数のサービスを提供している通信会社では、サービスごとにエリアが異なることもあります。

とりわけ高速通信は利用可能なエリアが限定される傾向にあるため、申し込む前に確認しておきましょう。

インターネットサービスを選んだ後に、次の2点も確認してください。

  • 通信容量
  • ルーターのタイプ

Wi-Fiの利用頻度が高いときは、通信容量の制限のないタイプの契約を選んでください。また、外出先でもインターネット通信を利用するときは、持ち運び可能なモバイルタイプのWi-Fiルーターがおすすめです。

Wi-Fiの通信速度が遅い場合は料金プランやインターネットサービスを見直すことも検討しよう

Wi-Fiの通信速度が遅い原因はさまざまです。まずは原因の特定に努めましょう。

通信会社側のトラブルではないときは、Wi-Fiルーターの再起動や接続する周波数帯の変更などを試すと改善されることもあります。

改善されない場合や通信速度に不満を感じている方は、Wi-Fiルーターの買い替えも検討しましょう。

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